2023年05月21日

神戸・北野 シュウエケ邸でユダヤ人にお会いする (咲)

5月16日(火)
同級生のコンサートにかこつけて神戸に帰ってきた旅の3日目です。
JRの往復切符が、片道601キロ以上だと1割引きになるので、神戸に帰るときには、いつも東京から西明石往復で購入しています。
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7時に朝食をいただいて、8時には西に向かう電車に。お天気がすごくよかったので、舞子で降りて明石海峡大橋を眺めてきました。
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移情閣(孫文記念館)
来日した孫文を招いて1913(大正2)年3月14日に昼食会が開かれた場所。
明石海峡大橋建設の際に、一旦解体されて、移転されています。
この日は朝早くて見学できませんでしたが、もうずいぶん前に中に入ったことがあります。
孫文に思いを馳せることのできる場所です。

9:50 同級生の真理子さんと阪急御影駅で待ち合わせて、白鶴美術館へ。
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今回の目的は、「近代ペルシアのメダリオン絨毯」の展示。相変わらず照明が暗すぎて、色がよくわからないのが難点。そこまで保護しなくても・・・
山の上にあった学校の帰り道、バス道からそれて、よく通った一帯には大きな洋館がいくつもあります。空き家になっていた洋館を、大勢で探検したことも。今なら家宅侵入罪?
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映画やテレビドラマの撮影が行われているお屋敷かな?

12時 阪急神戸三宮駅(三宮駅だったのが、いつのまにか神戸が付いてました)で美好さん合流。
生田神社経由、トアロード・デリカテッセンへ。
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神戸に住んでいた頃、お正月など特別な時に母がソーセージなどを買いに連れていってくれた懐かしいお店。2階のレストラン、かつてはサンドイッチ程度だったのが、メニューが充実していました。ビーフシチュー、美味しかった♪

二人を引き連れて、私のお気に入りの散歩道へ。
モスクを眺めたあと、北野ホテル脇の小路からシュウエケ邸脇の小路をあがっていったら、作業中の外人さん二人。シュウエケ邸の中庭に入るドアが開いていて、「どうぞ」と入れてくださいました。
シュウエケ邸、震災の前には見学出来て、寄せ木細工の机など中東の香りがするものがいっぱい。シリアのお菓子を売っていて、住んでいるのがシリアの方だというのはその時に聞きました。震災後は見学は出来なくなっていたのですが、持ち主のご家族が桜の季節からつい先日までいらしていて、アメリカに帰られたばかりとのこと。
明治29年(1896年)に、建築家のA.N.ハンセル(1857-1940)が自邸として建てたもので、その後、1935年にシリアのアレッポから来日したエズラー・シュウエケ氏が購入。シリア出身のユダヤ人です。
その日、お話した方は、イスラエルのハイファ出身のユダヤの方。1991年にイスラエルを訪ねたことがあると言ったら、ちょうど徴兵されていた頃とおっしゃっていました。
シャロームと挨拶し、「トダ」とヘブライ語でお礼。28日に中庭でイベントを開くので、準備中とのことでした。薪をたくさん運び込んでいたので、バーベキューでもするのでしょうか・・・ ぜひ来て〜と言われましたが、さすがに遠いです。残念!
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ご一緒に写真を撮らせていただきました。
神戸に来るたびに、この小路を通っていましたが、中に入れていただける日が来るとは!
嬉しい出会いでした。

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この後、神戸華僑総会の建物〜ジャイナ教寺院を巡って、坂を下りて、にしむら珈琲本店でケーキセットをいただきました。
前日、シネジャ読者のR子さまとお話していた時に、中学生の時に、クラスの人たち大勢と映画を観に行った話をしました。ロッサノ・ブラッツィが「バリハイ♪」と歌っていたメロディーも覚えているのに、映画のタイトルが出て来なかったのですが、二人に聞いたら、『南太平洋』と即答。もう50年以上前のことなのに覚えてました。映画の力ってすごい! それにしても、あの時、どんな経緯で皆で観に行ったのやら。



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2023年05月18日

故郷・神戸でシネジャ読者の方にお会いしてきました!(咲)

5月14日(日)に神戸の小中学校の同級生がマネジメントを務める室内合唱団アンサンブル・ヘーメルスのコンサートがあって、またまた神戸に帰ってきました。
3月末に開かれた同窓会では、大勢参加していて、顔は確かに見たけど、話せなかった人たちが多々。今回はコンサートの後、13人でゆっくり旧交をあたためてきました。
ホテルは、前回の生田神社脇のモントレ系列ではなく、居留地のど真ん中にあるヴィアマーレ神戸。ここもお気に入りのホテルで、運よく信じられないバーゲン価格で予約できました。この間、にしむら珈琲の朝食セットが美味しそうだったので絶対食べる!と決めていて、今回は朝食付きでなくてよかったのに、朝食付きで4千円しないという安さ。

7時に美味しい朝食をいただいて、居留地からメリケン波止場へ。(一生懸命歩いて、お腹を空かせなくては!)

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母方の祖父(旧・大阪商船)が足を運んだことがあるはずの商船三井ビルディング。

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メリケンパーク入口手前に陳舜臣アジア文藝館がありました。開館しているときに行ってみたいです。

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1995年の阪神淡路大震災で被災したメリケン波止場の一部(岸壁60m)をそのまま保存した「神戸港震災メモリアルパーク」。(赤いポートタワーは改修中で白い煙突状!)

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大丸の屋上にあがって、かつて遊園地だったことを思い出しながら街を眺めてから、トアロードを北上。神戸モスク〜シュウエケ邸脇の小路〜ジャイナ教寺院へ。今回も朝のお祈りに来ている方たちを見かけました。

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坂を下りて、にしむら珈琲本店へ。11時半まで朝食セットがいただけるので、ぎりぎりに。
念願のフルーツの朝食セットをいただきました。(5月1日から値上がりして、900円)

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一旦、ホテルに戻る前に花時計へ。以前は、神戸市役所の北側にあったのですが、東遊園地の南の端に移されています。花時計の右後ろにあったトーテムポールは、もう何年か前に老朽化で、森林公園に移されたらしいです。花時計もトーテムポールも、姉妹都市シアトルから贈られたもの。

午後は、生まれた家のあった岡本へ。夜6時には、小学校5・6年のクラス会の打ち合わせをすることになっていて、それまでどこに行こうかなと思っていたら、朝、散策中に阪神御影駅近くにお住いのR子様から、「今日3時以降フリーです」とご連絡いただいたのです。十三にある第七藝術劇場で過去に何冊かシネジャを購入してくださっていて、4月初めに新刊をご注文くださったのですが、ご住所が、馴染みのある神戸市東灘区! 嬉しくて、お手紙と共にシネジャ106号をお届けしたら、FBで繋がり、「機会がありましたら、お寄りください」との言葉。それが、まさかこんなに早く実現するとは!でした。 それにしても、初対面の方のお宅にお邪魔させていただくという、いやはや私も図々しいこと!

ワクワクしながら、岡本を散策していたら、スマホの充電があと45分で切れますという警告音! え〜 昨夜、充電したのに・・・ (ホテルに帰ってわかったのですが、フットライトのところのコンセント、フットライトをONにしないと電気が通じないのでした)
残り4%では、確実に3時まで持ちません。大急ぎで、R子様の電話番号とマンションへの道案内をメモして、電源を切りました。
どこかにSoftBankはないか・・・と、阪神御影駅前で見渡し、大きなビルがあったので入ってみたら、すべての携帯会社が入ってました。やれやれ〜 充電をお願いして、R子様宅へ。「まぁ〜3時ぴったり!」とメリル・ストリープのTシャツ姿で出迎えてくださったのですが、スマホが手元にないので、時間はわかってなかったのでした。
それから2時間・・・ 映画の話、神戸での生い立ちの話・・・と、あっという間でした。
映画のこと、まだまだお話したかった! 
R子様が、連載で映画のことを寄稿された冊子もいただいたのですが、映画についてど素人の私と違って、奥深い洞察力が素晴らしくて、私は恥じ入るばかり・・・。
思いもかけない嬉しい出会いでした。

翌日、もう一つ、嬉しい出会いがあったのですが、これはまた後日♪

夜の小学校のクラス会打ち合わせで、11月12日に開くことが決まり、また神戸に帰ることができそうです。


posted by sakiko at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月15日

お天気が不安定です(白)

五月晴れのすがすがしい青空と梅雨のような雨模様の日が交互にやってきます。GW後半雨にたたられた方お気の毒でした。
日頃の疲れを取って、英気を養えましたでしょうか?
私は連休直前に友人と大分の級(旧)友を訪ね、ユースホステルに泊まって女子会(笑)。毎回旅先で浮かれて何かやらかしていますが、今回も…。ここには恥ずかしくて書けません。2泊3日の旅はあっというまに終わって、手元の写真を見ながらいい思い出にひたっています。

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湯けむりの丘ユースホステルの夕食

新潟に出かけたときに、もうスマホに替えないと不便だと痛感し、出かける前に人生初スマホに。友人や家族と同じ機種にしたので、使い方を旅の間中教えてもらいました。ついでに健康と楽しみのために「ポケモンGO」も導入。ただいまレベルアップにまい進しております。ユーザーの方はぜひフレンドになって、ギフト交換しましょう。歩かないことにはゲームが進まないので、嫌でも外へ出て行きます。早くレベル30になりたい。

菖蒲湯用に多めに買った菖蒲、残ったのをバケツに入れておいたら見慣れないものを見つけました。これ、ガマの穂そっくりでしょう?混じってしまったのかと一瞬思ったのですが、調べてみたらお風呂に入れるのはこのショウブ(サトイモ科)で間違いなく、これは花穂なのでした。青紫の花が咲くのはハナショウブ(アヤメ科)で、葉っぱに芳香はなく、お風呂には使いません。いやはや、葉っぱしか見ていなかったので知りませんでした。〇十年生きて来ても知らないことだらけで、新しい知識に出会うと嬉しいものです。

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出かけるときに晴れていても、安心できないこのごろ。帰りに降られることが多いので、折り畳み傘必須です。紫陽花が綺麗になってきました。今年は梅雨も早いのかも。(白)

posted by shiraishi at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月07日

シネジャ106号が出来上がり、のんびり過ごしたGWでした♪ (咲)

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シネマジャーナル106号が、GW直前の4月28日に(白)さん宅に納品され、発送作業。お申し込みの皆さまには、連休中に届いたことと思います。今回、写真があまり綺麗に印刷されてなくて、ちょっとがっかり。去年と同じように入稿したはずなのですが・・・。ご購読いただいている皆さまにも申し訳ないです。
106号の詳細は、こちらで!
http://www.cinemajournal.net/bn/106/contents.html

編集からも発送からも解放された私のGWです。

5月1日
地方の実家と行ったり来たりしているスタッフのKさんが、1日なら直接106号を受け取ることができるとのことで、(白)さん(暁)さんと4人で東銀座のお気に入りのレストラン「マトリキッチン」で遅めのランチ。

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その前に、暁さんを誘って、新宿エルタワー28階のニコンプラザでの第42回土門拳賞受賞作品展 船尾修「満洲国の近代建築遺産」へ。現在の中国東北部に残る日本統治時代の建物を探し歩いて撮った写真の数々。会場には、「哈爾濱の赤十字病院で生まれた」という方など、幼き日を満州で過ごした方もいらしてました。
東京での写真展は、5月8日(月)3時まで。
ニコンプラザ大阪 THE GALLERY
2023年5月18日(木)〜2023年5月31日(水) 日曜休館

マトリキッチンでは、4人で2時間ほどおしゃべり。以前は、本誌の編集のたびに集まって、版下に原稿を貼る作業などをしていたのですが、PDFデータで入稿するようになってからは、メールのやりとりで集まることもなくなってしまいました。こうして顔を合わせておしゃべりできるのは、やっぱり楽しいです。
という次第で、写真を撮り忘れ、以前撮った写真です。

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お料理も美味しいのですが、デザートが絶品です。

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食事を終えて、銀座5丁目のソニーイメージングギャラリー銀座(銀座プレイス6階)での新田樹作品展「Sakhalin(サハリン)」へ。こちらは、日本統治時代、樺太と呼ばれていた地に、戦後も取り残された朝鮮人とその配偶者の日本人たちを追った写真展。
ここでもまた、戦争に翻弄された人たちのことを思いました。
こちらは、5月11日(木) まで。

シネスイッチ銀座に、シネジャ106号を委託。5月5日から上映の『それでも私は生きていく』が表紙画像の一つになっています。シネスイッチ銀座で見かけましたら、ぜひお手にとってみてください。

5月2日
3月末に、30年越しの夢が叶ってフンザに旅してきたNさんに写真を見せていただくことに。ゆっくりできるところがいいねと、Nさんが選んだのは上野の国際子ども図書館。

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まずは、3階で開催中の【「東洋一」の夢 帝国図書館展】へ。
谷崎潤一郎の「ハツサン・カンの妖術」(1917年)の中に帝国図書館が登場しているとの展示があって、ハッサン・カンって?と興味津々。インドの高僧で魔術師とのこと。芥川龍之介が本作をもとに「魔術」という短編小説を書いていて、「ある友人の紹介でミスラ君と知り合った」というくだりがあるそうです。ミスラからはペルシアの香りもします。
この展示は、7月16日まで。

1階のカフェでランチ。フンザの写真をたくさん見せてもらいました。
その中で、『草原の椅子』のロケをした沙漠が出てきて、ガイドをしたというフンザ出身の方の写真も。
実は、そのサリームさんという方に東京でお会いしていました。
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『草原の椅子』に出演したパキスタンのガイドさんに会う (咲)
http://cinemajournal.seesaa.net/article/331597465.html

カフェで長居して、さらに白桃のソフトクリームをいただき、気が付いたらもう閉館まで15分。大急ぎで、世界の国々を知ることのできる絵本コーナーを覗きました。
ほんとに、ゆっくり出来ました。

Nさんと別れて、6時から有楽町朝日ホールでイタリア映画祭のオープニング取材。
その模様はこちらでどうぞ!
イタリア映画祭2023 オープニングセレモニー
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ルイージ・ロ・カーショさん、いい人でした♪


5月4日
府中・大國魂神社のくらやみ祭りへ。
コロナ禍を経て、4年ぶりに例年通りの行事が盛大に行われました。
まずは、お気に入りの萬燈大会。府中駅を降りた正面に行事一覧が大きく掲げられていて、開催場所が「大鳥居前」となっていて、あれ〜? 神社境内じゃないの?と半信半疑で向かっていったら、けやき通りに萬燈が勢ぞろい。

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かつては神社の狭い場所だったので、これなら多くの人に観ていただけるのでいいなと思いました。12時半からだったのですが、少し見物して、府中本町駅に13:24分に横浜から着く同級生を迎えに。戻ってきたら、ちょうど受賞者発表。最後に、全部の萬燈が一斉に回されて圧巻でした。
(40キロ前後ある萬燈を一人でくるくる回します)
お気に入りのお店で海鮮丼をいただいたあと、5時の太鼓の響宴までマックでお茶。4時半ごろ、近くから大きな太鼓の音が聴こえたので外へ。大鳥居に向かっていく太鼓でした。

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マックのお姉さんたちも赤い法被姿で交代で太鼓を叩きました。
5時からの大鳥居前での太鼓の響宴の間に、6時からの山車行列のために山車が待機している場所へ。お蔭で山車行列の折り返し点がわかって、そのまま道端に座ってゆっくり見物してきました。

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すれ違う時には、お互い向かい合って踊りを披露。
子どもたちの声が賑やかで、少子化どこへやらと少し安心♪
大きなお祭りなのに意外と知られていないような気がしますが、府中の町の人たちが町ぐるみで楽しみにしているお祭りです。
くらやみ祭を描いた映画もありました。
『くらやみ祭の小川さん』(浅野晋康監督 2019年10月25日公開)

明日からは、また試写に通う日々♪
いい映画に出会えますように!


posted by sakiko at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする