2024年03月24日

アニメーションの映画祭二つ(白)

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◆東京アニメアワードフェスティバル2024
2024年3月8日(金)〜11日(月)
https://animefestival.jp/ja/


長編アニメーション
グランプリ『リンダはチキンがたべたい!』 Chicken for Linda!(フランス・イタリア)
  ★4月12日より公開予定
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(C)2023 Dolce Vita Films, Miyu Productions, Palosanto Films, France 3 Cinéma

優秀賞『シロッコと風の王国』 Sirocco and the Kingdom of the Winds(フランス・ベルギー)

短編アニメーション
グランプリ『氷商人』Ice Merchants(ポルトガルほか)
優秀賞『レギュラー』 Regular(アメリカ、ウクライナ)
豊島区長賞『ベネチア、未来最古の都市』Venezia, the Most Ancient City of the Future(イタリア)
学生賞『520』(日本/池辺 凜)

二つの映画祭に続けて出かけてきました。池袋には毎日楽しみに出かけ、これと思った作品が受賞しました。今年もフランス勢目立ちました。
レポする時間がなくていまごろですみません。

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◆新潟国際アニメーション映画祭2024
2024年3月15日(金)〜20日(水)
https://niigata-iaff.net/


コンペティション
グランプリ『アダムが変わるとき』Adam change lentement(カナダ)
傾奇賞『アリスとテレスのまぼろし工場』監督:岡田 麿里
境界賞『マーズ・エクスプレス』Mars Express(フランス)
奨励賞『インベンター』The Inventor(アメリカ)

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片渕須直監督

受賞作のほか、『ケンスケの王国』(イギリス)、『オン・ザ・ブリッジ』(スイス)、『コヨーテの4つの魂』(ハンガリー)などが好きでした。
片渕須直監督が制作中の『つるばみ色のなぎ子たち』の進捗状況をたくさんの画像を映しながら語った2時間トークも貴重。完成を首を長くして待っています。いざレポをと思ったらスマホでこのページにアクセスしたことがなく、パスワードがわかりませんでした(汗)。
去年より1泊増やした新潟では、昨年とは違ってお天気がくるくる変わりました。映画祭に合わせていろいろなイベントがあり、アニメーションや漫画を学ぶ若い人たちのコスプレ姿もたくさん。
今年新しく会場となった日報ホール、1階ロビーで佐渡ヶ島の観光案内イベントがあり、急にその気になってゲストハウスを予約。映画祭途中に抜け出して佐渡ヶ島を訪ねたものの、雨に雪まで降ってきて、なんと春の嵐に見舞われました。帰りの船が欠航しては大変と翌朝早めに戻ることになり、島を横断しただけで諦め。せっかく行ったのに〜と残念でたまりません。それでも海岸でシーグラスや貝拾い、ゲストハウスではオーナーさんとおしゃべりし、猫と遊んで楽しみました。次はもっとゆっくり日程で温泉にもともくろんでいます。トキはもしかしてあれかな?というのを見つけましたが、遠目だったのでサギかも。

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posted by shiraishi at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月17日

イスラーム映画祭9と、イランのお正月で大忙し♪(咲)

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3月16日(土)、私が一番楽しみにしているイスラーム映画祭が始まりました。
藤本高之さんが、どこからの支援を受けることなく、2015年12月に1回目を開催して以来、時期は違っても、毎年開催してきて、今年で9回目。実は、費用負担が大変で、開催を少し休むことも考えていたという藤本さん。

今回の作品紹介や関連コラムを収めた「イスラーム映画祭アーカイブ」(会場で映画祭期間中限定販売 1300円)の前書きに、藤本さんが今年も開催することを決めた理由が書かれています。 昨年10月のイスラエルのガザ侵攻と、名古屋シネマテークの閉館が、開催しなくてはと思った大きなきっかけとのこと。 このアーカイブも、ぜひ会場のユーロライブでお買い求めください。充実の内容です。

上に掲載した写真、小さいので見えにくいと思いますが、3/16『ハーミド〜カシミールの少年』、3/17『ファルハ』、3/23『憎しみ』完売御礼と書かれています。

さて、16日(土)10時から、1本目の『アユニ/私の目、愛しい人』 
シリアで、アサド独裁政権のもと、反政府の声をあげた人たちが強制失踪していることを追ったドキュメンタリーです。 シリアには、1983年に一度だけ行ったことがありますが、お隣りヨルダンから国境を越えた時から、地続きなのに、なぜか人々の表情が暗いと感じたのを思い出します。独裁政権下で抑圧されていたからなのだと思い当たります。
上映後に山崎やよいさんのトークもありました。こちらで報告しています。
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/502699243.html

2本目は、内戦の激しかった1995年のアルジェリアを舞台にした『私は今も、密かに煙草を吸っている』。藤本さんのミニ解説と私の感想をこちらに書いています。
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/502700353.html

2004年のフランス映画祭で上映された『ビバ!アルジェリア』に出演していて来日されたビューナさんとナディア・カシさんが出ていて懐かしかったです。
ハンマーム(お風呂)を舞台にした群像劇。ハイク(白い布)を纏った女性たちが、押し入る男どもと対峙する姿が圧巻でした。
イスラーム映画祭9のラストを飾って、3月24日(日)20:40から、もう1回上映されます。 体力が余っていたら、もう一度観ようと思っています。

2時頃に映画が終わって、当初は、早稲田大学で開催されるシリア関係の講演会に行くつもりでいたのですが、夜に蒲田で、イラン文化同好会ミーヌー主催の「ノウルーズの夕べ」が開催されることがわかり、早稲田は諦めました。

イラン暦では太陽が春分点を通過する瞬間に新年を迎えます。
今年は・・・
イラン/テヘラン 西暦2024年3月20日(水) 午前6時36分26秒
日本/東京 西暦2024年3月20日(水) 午後12 時06分26秒 です

ペルシア語で「ノウルーズ(新しい日)」と呼ばれるお正月には、16日は少し早い催しでしたが、ノウルーズの物語(絵本)や、ノウルーズにちなんだ詩の朗読、音楽の生演奏など充実の内容でした。
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もちろん、ノウルーズの飾り「ハフトシーン(7つのS)」も。
そのうちの「ソマーグ」は、ちょっと酸っぱい、日本の「ゆかり」のようなもので、これまで粉末状のものしか見たことがなかったのですが、初めて粉にする前のものを見ることができました。


ノウルーズの催しは、当日の20日のほか、いくつかご案内をいただいています。
23日・24日、イスラーム映画祭でたくさん映画を観る予定ですので、体力温存で、控えめに参加予定です。

posted by sakiko at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月09日

大阪アジアン映画祭 たっぷり町歩きも楽しみました (咲)

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大阪アジアン映画祭、観たいと思った2作品の上映日程の並びがよかったのと、お気に入りのホテル ヴィアマーレ神戸がお安く泊まれるのがわかって、3/3(日)〜3/6(水)の日程で行ってきました。当初、5日に帰る予定だったのですが、6日の夜に、イラン大使館でコンサートが開催されるのがわかり、品川からバスで10分なので、新幹線を降りて直行することにした次第。

3/3(日)
前日、横浜の妹のところに泊まって、新横浜から朝早い新幹線で大阪へ。
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大阪アジアン映画祭の会場の一つであるシネ・リーブル梅田が入っている梅田スカイビルタワーは、大阪駅北西に、ぽっつり建っている高層ビルで、大阪を見晴らす空中庭園が最上階にあるので有名。かつて、レスリー・チャンが大阪公演の折に泊まったらしいウェスティンホテル大阪もこの一画に。(当時、とても遠そうで行く気にならなかった・・・)

JR大阪駅 3階の連絡橋改札口近くの構内にあるコインロッカーは満杯でしたが、出て右奥にたくさんあるロッカーの中で、たった一つ空きを見つけました。ロッカー難民にならずに済みました。ほっ!
ルクア大阪そばからエスカレーターで1階に降りて、グランフロント大阪の脇を沿うようにして梅田スカイビルタワーの見える方に向かい、建設現場のど真ん中に作られたくねくねした通路を行くと無事到着。駅から10分程でした。(でも、遠い!)

12:00〜
『ブラックバード、ブラックバード、ブラックベリー』 原題:Shashvi shashvi maq’vali
2023年/ ジョージア・スイス
監督: エレーヌ・ナヴェリアーニ
ジョージアの小さな町で雑貨店を営む48歳の独身女性。物品を納入している孫もいる男性とお互い惹かれあい、初めて男を知る・・・という物語。
思いがけない結末に、ほ〜 そう来るかと! (こちらは別にまた報告します。)

この日、東京に帰る友人と一緒にJR大阪駅まで出て、私は住吉神社を目指しました。
JR大阪環状線外回りで天王寺駅へ。 ここから阪堺線(阪堺電気軌道上町線)で住吉鳥居前駅へ。 阪堺線は路面電車なので、すぐにわかると思ったのに、阪堺線方面の案内に従って、外に出てみたけど、路面電車が見えません・・・ 地図で調べて、この間まで一番高かった「あべのハルカス」の脇に始発駅があるのがわかりました。 案内がすご〜く不親切。地元の人は知っているのでしょうけど、よそ者はうろたえるばかり。 駅を探し当てるまで10分以上かかってしまいました。

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1両の路面電車で、のんびり大阪の町を南下。 17分で住吉鳥居前駅に到着。 ほんとに鳥居のすぐ前の駅です。
反橋(太鼓橋)を渡り、本宮へ。第四本宮から一番奥の第一本宮まで、4つの本宮をお参り。
4時に外周門が閉まってしまうので、外周門の外側にある五所御前(五大力石)などに大急ぎでお参り。 一番奥にある、おもかる石のある大歳社は時間切れで諦めました。 とにかく広い!

4時に第一本宮に戻ってきたら、中に巫女さんが・・・  
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しばらくすると、表の門の方から、雅楽の奏者を先頭に、赤い傘をかざされた新郎新婦やご家族が歩いてきました。 外国人観光客も思わず足を止めて見物。 三々九度のあと、巫女さんの舞いも。
思えば、この日、初宮まいりの家族もたくさん見かけました。大安吉日でした。

路面電車で天王寺駅に戻って、環状線で桃谷駅へ。 桃谷の4つの商店街を通り抜け左折。彌榮神社で参拝して、生野コリアンタウン入口右脇の御幸森天神宮にもお参り。もう5時を過ぎていたせいか、コリアンタウンのお店の半分位が閉まっていました。それでも人は賑やか。突き抜けて平野川まで行き、裏通りを通って鶴橋方面へ。 
途中の脇道にあった「笑顔の豚」というお店で、プルコギ定食。1100円也。
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鶴橋本通商店街に入って、鶴橋駅を目指したのですが、もう駅がどこにあるかわからないくらい、コリアンムードたっぷりのワンダーランド。中央改札口はとうとう見つけられず、西口からJR環状線のホームへ。
大阪駅からJR神戸線まで、21分で三ノ宮到着。夜9時過ぎに居留地にあるホテル ヴィアマーレ神戸に到着。

3/4(月)  
ホテルでゆっくり朝食。 それでも9時前には阪急・神戸三宮から特急に乗って大阪梅田へ。(どちらの駅も、以前は、三宮、梅田と2文字でした。わかりやすく4文字になりました。)

シネリーブル梅田へは、JR大阪駅経由でなく、阪急・大阪梅田駅の進行方向一番後ろの茶屋町口改札口からが近いとわかりました。大阪新阪急ホテル(ここは懐かしい!)の脇に出ると、まっすぐ正面の遠くに梅田スカイビルタワーが見えました。

10:30〜
『リキシャ・ガール』 Rickshaw Girl
2021年/バングラデシュ
監督: オミタブ・レザ・チョウドゥリー
地方で暮らす絵の上手な少女。父が病に倒れ、生活費を稼ぐ為、首都ダッカへ。男装してリキシャの引手になる・・・
力強い感動作でした。
終了後、監督とプロデューサーのQ&Aも。
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字幕翻訳を手掛けた神戸女学院大学文学部英文学科の学生さんたちが監督たちを囲んで記念撮影。

続いて、1時から
『サリー』 原題:莎莉
2023年/台湾・フランス
監督: 練建宏(リエン・ジエンホン)
台中の山間部で養鶏を営む女性。両親が早く亡くなり、弟の母親代わりをして、まだ独身。姪が勝手に登録した出会い系アプリで、フランスの美男とマッチング。彼と住む家を買うための頭金を抱えて、パリに行く・・・  
周りの人たちも、観ている私たちもロマンス詐欺と思うのに、熱くなってしまった本人は、愛だと思ってしまうのですね・・・ 家族のことや、人との繋がりを考えさせてくれる良作でした。

3時前に終わって、お腹は空いていたのですが、この日は、一緒に映画を観ていた暁さんを神戸に案内することになっていて、暁さんにも、ぐっと我慢してもらって、阪急神戸線で神戸三宮へ。 暁さんが映画祭で顔馴染みの女性が明石の方で、一緒に神戸へ。 
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西口で降りて、近くのセンタープラザ地下にある明石焼きのお店に案内してくださいました。

いつもは神戸の町はすべて歩いて回るのですが、心臓の悪い暁さんのためにバス路線を調べました。 センタープラザすぐそばの三宮町1丁目バス停から、諏訪山公園下経由神戸駅行の1番のバスに乗って、元町駅からトアロードをあがって山本通り3丁目下車。  
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ほんとは、神戸モスクに案内したかったのですが、少し坂道を下がらないといけないので諦めて、シュウエケ邸の脇道を通って異人館通り(山本通り)へ。
ジャイナ教の寺院経由、萌黄の館や風見鶏の館を経て、シティループ 北野異人館乗り場へ。 観光地を巡るバスで、初めて乗りましたが、車掌さんが丁寧に説明してくださるので、神戸育ちの私が知らないこともわかって面白かったです。 新神戸駅〜三ノ宮駅〜元町経由メリケン波止場まで25分。
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すっかり暗くなって夜景が綺麗でした。
1995年の震災の折の状態がわかる神戸港震災メモリアルパークを覗きました。
大丸百貨店まで、頑張って歩いてもらって、地下で神戸のお菓子を購入。 
元町商店街〜南京町へ。豚まんの老祥紀は月曜定休。
生田神社近くの欧風料理「もん」まで頑張って歩いてもらったのですが、なんと、「勝手ながら本日休業」。ちゃんと電話して確認するべきでした・・・ 暁さんに申し訳なし。 これ以上歩かせるわけにいかないので、近くのパブ風のお店に。美味しい神戸の味を楽しんでもらいたかったのに残念でした。

5日(火) 
天気予報通り、朝から雨が降っていましたが、今回の一番の楽しみだった龍野の町へ。
東京から往復1割引が適用される600キロちょっと超える西明石往復でいつもは乗車券を買うのですが、今回は本竜野往復にしたのです。 ほんの数百円高いだけで、なんだか得した気分。なので、雨でも頑張った次第。
三ノ宮駅 7時13分発の新快速に乗車。姫路 7時55分着。姫新線 8時16分発 本竜野 8時37分着。 
龍野といえば、小学校の時に、兵庫県の各町の名産品を習ったときに、お醤油と素麺、そして赤とんぼの古里と覚えたものです。 
駅には、赤とんぼの歌をイメージした銅像。古い街並みに向かって歩いていくと、ヒガシマル醬油の研修所や工場。 揖保乃糸の看板も。 
大きな揖保川を渡って、古い街並みへ。 
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どこを撮っても絵になる町でした。
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赤とんぼの作詞をした三木露風の生家はじめ、あちこちお休みでしたが、龍野城や薄口醤油資料館などゆっくり見学して、最後に和菓子を買って、3時間の町歩き。 
本竜野11時45分発の姫新線で姫路に戻り、三ノ宮に12時51分着。甲陽園の真理子さんのお家に、1時半に到着♪ 二人とも風邪気味で声が出ないのに、夜までおしゃべりを楽しみました。

6日(水)
7時過ぎにホテルを出て、生田神社経由神戸モスクへ。 やはり神戸に帰ってきたら、どちらも一度は行かなくては。 
一宮神社から神戸ハリストス正教会を経て、JR三ノ宮駅前のにしむら珈琲へ。ここは8時から。10分程過ぎていましたが、もう結構席が埋まってました。 運よく素敵なステンドグラスの前の席に。 
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モーニングのフルーツセット。飲み物はミックスジュースをチョイス。900円也。

ホテルに戻ってチェックアウトし、JRで摂津本山駅へ。阪急岡本駅までは5分程。15歳まで暮らしていた家の界隈を散歩。家はあちこち建て替わっていても、この辺りは震災で家が壊れなかったので街並みが変わってなくて、小さい頃の思い出がしっかり蘇ります。
11時にお隣の阪急御影駅で小中学校の同級生、由紀子さんと待ち合わせ。
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まずは駅の北側の深田池へ。学校の帰りに、電車に乗る前によく遊んだところです。
予定していたお蕎麦屋さんが開店直後だったのに、もう満席。駅の南側のカフェでラザニアのランチセットをいただきながら、おしゃべり。あっという間の2時間。 14時48分 新大阪発のひかりに乗って品川17時34分着。 17時44分発のバスで四ノ橋へ。 イラン大使館に音楽会の始まる数分前に滑り込み♪
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充実の旅の締めくくりでした。
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2024年03月03日

小池邦夫を偲ぶ会

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2月28日(水)
昨年8月に亡くなられた絵手紙作家の小池邦夫さんのお別れに行きました。会場は狛江市のエコルマホール。画像のように、大きな小池さんの写真をたくさんの花の絵手紙が囲んでいます(2000枚とか)。私も花の絵手紙を「献花」してきました。

小池さんは狛江市から絵手紙の発信を続けて「狛江名誉市民」です。絵手紙の街狛江の名のとおり、駅から出ると北口ロータリーに大きな絵手紙が!マンホールもポストも絵手紙のデザイン。
40数年も前に初めて会った小池邦夫さんは、ほんとにパワフルな方で絵も書もはみ出すほど大きく、ご本人の印象そのままでした。
ギャラリーに移って、遺されたたくさんの絵手紙を眺めながらもう会えないのを実感しました。
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posted by shiraishi at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月01日

はらだだけひでさん「「子どもの十字軍」版画+聖ピロスマニ展」

2月29日、絵本作家はらだだけひでさんの「「子どもの十字軍」版画+聖ピロスマニ展」に行ってきました。
5時までなのに、たどり着いたのは、4時半過ぎ。暁さんが、一足先に着いていました。大急ぎで拝見させていただきました。

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「子どもたちの十字軍」(ベルトルド・ブレヒト原作:ひだまり舎)は、ロシアがウクライナに侵攻する中、絵本作家として何かできることはないかとの思いでいたはらださんが、ふと手にしたブレヒトの「歴物語」の中の「子どもたちの十字軍」を絵にしたもの。
戦争の中で、平和を求めて歩く子どもたち。淡いトーンで描かれた絵から、逆に戦争の悲惨さや虚しさが伝わってきます。

聖ピロスマニ展
ジョージアの国民的画家ニコ・ピロスマニをはらださんが描いた絵の数々が、2022年の日本ジョージア国交樹立30周年を記念して、ジョージアの都市シグナギ、トビリシ、クタイシ、ズグディディ。クヴィシェヘティで巡回開催されました。

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はらださんが、岩波ホール勤務時代の1978年秋にジョージア映画『ピロスマニ』(日本海映画配給)の公開を担当されて出会ったジョージアの孤高の画家ピロスマニを描いた作品群です。
その後も、ジョージア映画に魅せられたはらださん。
岩波ホール退職後に開かれた「ジョージア映画祭2022」は、岩波ホール7月閉館が発表された直後の開催でした。
この8月、またジョージア映画祭の開催を企画されているそうです。会場は、渋谷・ユーロスペース。楽しみに詳細の発表をお待ちしたいと思います。

さて、今回の絵画展のもう一つのコーナーは、「少女は七つの旅をした」(仮題・未発表)。(写真を撮り忘れました!)
ボブ・ディランの「激しい雨が降る」の一節「I met a young girl, she gave me a rainbow」に触発され、香港の周庭さんや、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんなどの若い女性たちを思いながら描いたものとのことです。

絵画展は、3月4日(月)まで。
はらださんは、連日、在廊されています。


「「子どもの十字軍」版画+聖ピロスマニ展」
会期:2024年2月27日(火)〜3月4日(月)
時間:11:00〜17:00
会場:アートハウス/煎茶器会館 2階ギャラリー
(東京都文京区本郷3-4-8 ハッピー本郷)
*御茶ノ水駅、本郷三丁目駅 どちらからも徒歩10分以内)






posted by sakiko at 14:22| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする