
マイアミ発アトランタ行きの

・危機一髪の飛行機操縦でハラハラ、法廷戦略にハラハラ、酒絶ち出来ないアル中・ウィトカーにハラハラ・・・。
うそつき名人(「酒は一滴も呑んでいません」と大きな目を見開いて真剣に見つめられちゃ私も騙される)のウィトカーも、生真面目そうな(嘘を承知で弁護するが)弁護士のヒュー・ラング(ドン・チーゲル)もなかなかいい味出していた。

元アメリカ軍エリート捜査官のジャック・リーチャーは、除隊後、一匹狼となり気の向くままに放浪していた。煩わしい人との繋がりを避け、家も車もクレジットカードも携帯もE-mailアドレスなども一切所持していない。
必要なときは、人のものを拝借し、ポケットには歯ブラシと期限の切れたパスポートとわずかな現金だけ…
着ているのはジーパンにTシャツ、主にモーテル暮らしだ。彼は欲がないのでそんな放浪生活も苦にならず毎日を過ごしていた。
以上が主役トム・クルーズの人物設定で、これからストーリー。
ピッツバーグの郊外の川辺を歩いていた5人の男女が、対岸から無差別に6発の銃弾で射殺された。犯行現場の遺留品の結果、元米軍スナイパーのジェームズ・バーを逮捕した。取り調べで黙秘をしていたバーだが、「ジャック・リーチャーを呼んでくれ」と紙切れに書くのみだった。
昨日は『フライト』で、その「冷や汗しっかりシャワーで洗ってよ」と言いたい酒浸りデンゼル・ワシントン。今日はストイック手ぶらのトム・クルーズと、パラマウント作品が続いた。
この二作品、好みは別として見応えハラハラは同量、ストーリーの転がし方のうまさも同量、主演俳優の人気も同量、最後の締めくくり爽やかさも同量だ。どちらを選んでも彼氏彼女の気の引き具合も同量といっておこう!
※放浪者トム・クルーズさんが、惚れるの我慢?してるロザムンド・パイクさん!

男なら惚れなきゃ嘘だ!