先週、東京渋谷で開催されたトーキョー ノーザンライツ フェスティバル2013に行った。
会場の渋谷ユーロスペースは満員電車並みの混雑だった。
北欧映画に対する「あこがれ」がこの熱気を生んでいると感じた。
詳しくはシネマジャーナル88号(6月発行)で書きたいと思っているが、
その中で、1作品だけ是非ともDVDで見ていただきたい作品があった。

アイスランドの小さな町。17歳の高校生ノイはトラブルを起こしてばかり。
家族からも孤立して、学校からも休みがちだ。
あまりの突飛な行動が重なったのでとうとう精神鑑定されるが、
知能テストでノイが天才児であることが判明。
そんなある日、彼はガソリンスタンドの喫茶室に新しく入った

都会から戻ってきて孤立していたイーリスに、ノイは町から一緒に逃げようと夢のような約束を交わすのだった。
・これ、以前に観ていた。だが、今回これを観られたことは非常に幸運だった。
観た作品だからやめておこうと思わなかった自分が、くどいようだが本当に幸運だった。
以前この映画を観た時の日本と、今の日本で、結末の捉え方の重さが違って見えるなど思いもよらなかった。ノイはこれからどう生きていくんだろう。どこに居心地の良い場所を見つけ出すのだろう。
知能が高いとはいえ普通の青年だ。そればかりが心配になった。
ご覧になっていない方はDVDで是非!
私もそうだったが、結末はおぼえていない・・・とおっしゃる方も是非!観ていただきたい作品。
というか、うわ、寒そう!!という記憶のみ(恥)。