
1959年。作品の評価とは裏腹にアカデミー賞に縁遠かったアルフレッド・ヒッチコック(アンソニー・ホプキンス)は、サスペンス映画の最高傑作となる『サイコ』の製作に着手。
しかし監督独特のこだわりから資金繰りは難航してしまう。
さらに、彼を支え続けてきた理解者・妻アルマ(ヘレン・ミレン)との関係まで危うくなる。
・何十年も前、テレビで「ヒッチコック劇場」という番組があり、
この番組だけは(録画装置もない時代)絶対見逃せないとしゃかりきになっていた。
う〜ん、そうか…その頃からサスペンスやスリラーが好きだったんだぁ〜といまさらになって思い出した。
毎回毎回「すごい、なんでこういう恐いのを思いつくんだろう。
このヒッチコックさんは頭がいいのは承知だが、きっと性格悪いんじゃないか、
きっと捻くれ者だよ」と内心、思っていた。
やっぱり奥様は苦労が多かったんだと同情した。だが奥様も負けていない。
ヒッチコックに猛然と反論して、いままでの腹にすえかねていたことを、
洗いざらい言う場面は、本当、

その時は、さすがのヒッチコックさんも言い返せなかった!
帰り道にレンタルショップに寄って『サイコ』を探したがなかった。
これを機会に過去の作品を並べて上映してほしいものだ。