先週は大阪アジアン映画祭に行っていたので、日記が途切れてしまった。
それと、このところの寒暖の差のせいで、まわりが病人だらけ。
次はミッキーおばぁかと、今週はちょっと用心しながら映画を観ようと思っている。

俺はススキノの探偵(大泉洋)。
なんでもやるから「なんでも屋」とも呼ばれている。
仕事の依頼は行きつけのBARの黒電話。
相棒兼運転手の高田(松田龍平)は相変わらず北大農学部助手をグータラとやってる。
そんなある日、馴染みのオカマ・マサコ(ゴリ)がマジックコンテストに出るという話題で持ち切りだ。
努力家のマサコはなんと全国大会にも勝ち進んでいく。そして見事

そのマサコが翌日、ゴミ置場で殺されているのを発見された。
ほとんど北海道の札幌ススキノが舞台だ。
この場所、日本なんだけど日本の中の異空間のように映っていた。
だから同じことが起こったとしても東京、大阪、もちろん名古屋じゃピッタリと来ない

「札幌ススキノのならアリか!」と納得する何かだ。
画面の色合いも弛みがあって異空間雰囲気を盛り上げていた。
アクションは香港映画風かな。
大阪アジアン映画祭に新作『毒戦』をひっさげて来場された
監督

主役二人、なにもかも違うがそこがとてもいい。
だが、ゴリ演じるオカマのマサコはピカ一!主役二人より


1890年イギリス・ヴィクトリア王朝の最盛期。
世間では、すぐに泣きわめく、異常な性欲、不感症、うつ病などの様々な病状を引き起こす「ヒステリー」と呼ばれている女性特有の病が蔓延していた。
そんな女性たちを救うべく、婦人科の権威ダリンプル医師(ジョナサン・プライス)が考え出したマッサージ療法が人気をよび病院は大はやり。だが、なにせ微妙なところをマッサージするので老先生は疲れ果て、代わりに真面目で若い美男子グランビル医師(ヒュー・ダンシー)を雇う。
「性器具」のことだからと身構えていたが、とっても真面目な、そしてあっさりした作品だった。
史実だから、濃厚ならピンク映画まがいになっちゃうので、意識的にあっさり風味にしたのだろう。
勉強になった作品だ。
それはあの道具は直にみたことはないが、役立たずの男が買うものとおばぁは思っていた。
女性が買うなんて思いもよらなかった。
話しは、婦人科の権威ダリンプル医師の娘2人(福祉に情熱を注ぐ姉・マギー・ギレンホールとおとなしくて従順な妹・フェリシティ・ジョーンズ)の対照的な女性の生き方も絡めている。
最後の字幕横で、マッサージ器具の歴史的な製品が出たが、有名な日立が作っていたとは・・・。
いや、本当にあの日立製作所だろうか

今も、アメリカのアラバマ、ジョージア、インディアナ、ルイジアナ、マサチューセッツ、ミシシッピ、テキサス、ヴァージニアでは、現在でも性的目的でバイブレーターは使用禁止だとか。