2013年04月28日

韓国から帰った直後に観た『建築学概論』の余韻に浸る日々 (咲)

もう1週間前のことになってしまいましたが、20日〜22日、北の将軍様の脅しにもめげず韓国に遊びに行ってきました。大韓航空は満席。行ってしまえばなんのその。ソウル汝矣島の満開の桜が出迎えてくれました。
21日、ソウル〜全州間の外国人観光客だけが利用できる無料シャトルバスを利用して全州へ。
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片道3時間が無料。 観光客誘致策とはいえ太っ腹〜
ソウル:光化門・東和免税店前 8時発 
全州:韓屋村公営駐車場 夕方5時発
2013年8月25日(日)までの金土日運行。
予約はこちらで http://jeonju.chesstours.co.kr/jp/index.php  
空席があれば当日でもOKですが、この日は往復とも予約で満席。5分前に空席があるからとごり押しして乗り込んだ人たちが、直前に予約した人たちが来て降ろされてました。

朝7時、バス乗り場の光化門広場に着いたら、撮影隊が。テレビドラマなのか映画なのかは聞きませんでしたが、定位置に立ち止まった10数人が監督のキューで、何度も歩き始めていました。イケメンの男の子がいたので、もしかして名の知れた子だったかも。
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春の花が美しい沿道を楽しみながら、定刻で全州着。韓屋(ハノク)が約700軒密集して残る町並みをそぞろ歩き。全州国際映画祭の案内がはためいていて、そういえばもうすぐ映画祭だったと思い出しました。(帰ってから確認したら、期間は4月25日から5月3日。クロージングはなんとサウディアラビア作品でした。観たい・・・)
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右端に全州国際映画祭の案内がはためいています。
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全州で韓屋村の散策を楽しんだ翌日、旅の最終日もソウルで北村(プクチョン)の韓屋が軒を連ねる町並みを散策。景福宮と昌徳宮に挟まれたところにある北村は、つい最近観た映画では、ホン・サンス 監督の『次の朝は他人』で、ユ・ジュンサン演じる主人公が徘徊していた情緒ある地区。キム・ギドク監督の『悲夢』も、北村の嘉会洞(カフェドン)の韓屋で撮影しています。
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嘉会洞の町並み

韓屋をたっぷり楽しんで韓国から帰った翌々日『建築学概論』の試写へ。大学の「建築学概論」の講義で、教授が建築学はまず自分の住む周りを知ることからと、学生たちに住む場所を尋ねます。建築学科以外の学科も受講できる講義で、建築学科のスンミンは、音楽学科のソヨンが自分と同じチョンヌンに住んでいることを知ります。二人で自分の住む地域を知るという宿題に取り組みます。古い韓屋(といっても、かなり庶民的)も点在する町チョンヌンってどこ?と思っていたら、漢字で貞陵洞と出てきました。実は、この地名、初めて韓国に旅をした1995年2月の下調べのノートに古い町並みとして書き残されていたのでした。当時、韓国観光公社で行き方を尋ねたら、「遠いし、たいしたことないですよ」と言われたのです。ほかに古い町並みは?と尋ねたのですが、教えてもらえませんでした。当時は北村も注目されていなかったのですね。韓屋の宿に泊まりたいと思ったけれど、「日雇いの人が日中に泊まったりするような宿で、お嬢さんには向かないですよ」と言われたのでした。(ちなみに、電話で問い合わせたので、こちらがお嬢さんかどうかは声だけの判断!) 今は韓屋の良さが見直され、観光資源としても注目されているし、韓屋ステイとして、宿も続々できています。
話がそれましたが、『建築学概論』は、そうして二人で町を巡るうちに淡い恋心が芽生えるのですが、奥手の彼は打ち明けることもできないうちに、彼女は違う町に引っ越してしまいます。そして、15年が経ち、建築家となった彼のところに彼女が済州島の実家の建て直しを依頼しにきます。さて、再会した二人がどうなるかは、ぜひ映画を観て確認ください。きっと誰しもが、自分の初恋を思い出して切ない思いにかられることと思います。
韓国の旅と共に、いまだに映画『建築学概論』の余韻に浸っている私です。

『建築学概論』5/18より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
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ハン・ガインとオム・テウン  なんともいいのです・・・
posted by sakiko at 21:36| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「建築学概論」面白そう、というかオム・テウンさんいい男。息子が貸してくれた「復活」即行で全部みて、密かに好みだわ♪ってつぶやきました。韓国の人気も高いのでしょうね、ステキだから(海)
Posted by 海 at 2013年04月29日 14:24
オム・テウンさん、決してハンサムとはいえないけれど、いい男ですよね。この映画の撮影当時はまだ独身だったのですが、映画の中では婚約中という設定。
その後、レギュラー出演しているバラエティー番組「1泊2日」の中で結婚すると衝撃の発表! 今年1月に6歳下のバレリーナと結婚しました。 
遅い春がきたオム・テウンさんのことを思いながら観た『建築学概論』は、また格別でしたよ〜
Posted by sakiko at 2013年04月30日 16:54
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