2013年11月15日

11月6日水曜「ミッキーの映画日記」東京映画デー うっとり『カイロ・タイム 異邦人』 まさか!のコリン・ファレル2本続き 『セヴン・サイコパス』 『デッドマン・ダウン』


カチンコ『カイロ・タイム 異邦人』ルバ・ナッダ監督/カナダ、アイルランド/新宿武蔵野館

パレスチナ・ガザ地区で国連職員として働いている夫と、休暇をエジプトのカイロで過ごそうと女性編集者のジュリエット(パトリシア・クラークソン)がこの地にやってきたが、夫マークは錯綜する情勢でカイロにはすぐに来られなくなった。
異国で勝手のわからないジュリエットは、以前マークの警備をしていたエジプト人のタレク(アレクサンダー・シディグ)が案内役として同行してくれることになった。

・映画旅もの部門があるならbPの作品。
カイロ市街地から見えるピラミッド、異国情緒たっぷりの町並み。うっとりする景色グッド(上向き矢印)は映画代の半分以上は元が取れる。

だけど、あんなに肌を露わにした洋服はいただけないバッド(下向き矢印)。一応国連職員えら様の奥様だし、おまけに奥様は雑誌の編集者。この地に持ってくる服じゃないよ!パーティ着ならOKだが、もっと地味な色の麻の長袖上着とか持って来なきゃ・・・。それだけがちっ(怒った顔)不満だった。

ちょっと胸がトキメク恋は、ナイルの雄大な流れ(旦那様の愛)に比べれば、透き通った水溜りみたいなもの。(それも捨てがたいがわーい(嬉しい顔))現実的な終わり方でよかった。

カチンコ『セブン・サイコパス』マーティン・マクドナー監督/イギリス/新宿武蔵野館

脚本家のマーティ(コリン・ファレル)は、新作「セブン・サイコパス」のアイディアが浮かばず悩んでいた。そんな彼を助けようと親友で売れない役者のビリー(サム・ロックウェル)は、脚本のネタ集めのために「サイコパス<イカれた奴>募集」という広告を、勝手に新聞に応募してしまう。

 現実か虚像かわからない迷路に入ったような作品で、ぎょっとさせるシーンも迫力もある。
人は殺してもお犬さま、ウサギさまは守らなきゃというスタンス。最後、意外な着地で◎。

サム・ロックウェルのサイコパス度は最高!わーい(嬉しい顔)それに怯えながらついて行くコリン・ファレル。
次に観る『デッドマン・タウン』でまたコリン・ファレルさんとお会いできるとはexclamation×2


カチンコ『デッドマン・ダウン』ニールス・アルデン・オブレヴ監督/アメリカ/ヒューマントラストシネマ渋谷

 裏社会の大物・アルフォンス(テレンス・ハワード)のもとで殺し屋として活躍するヴィクター(コリン・ファレル)は、向かいのマンションに耳の不自由な母親ヴァレンタイン(イザベル・ユペール)と暮らすベアトリス(ノオミ・ラパス)の存在が気になっていた。
 会話をするようになってすぐ、彼女から殺しの現場を見たと告げられ、警察に通報しない代わりに顔に傷をつけた男を殺してくれと頼まれる。
ヴィクターも妻子を殺した男の恨みがあり、名前や経歴を隠して復讐の機会を狙っていたのだ。

 2作品続けてコリン・ファレルだ。窓からのぞかれた殺人現場だが、なぜ外国の方はカーテンをしないのだろう。ま、映画で観るかぎりだけど、下着かえからセックスまであまり気にかけていない。ましてや殺し屋なんだから無防備過ぎない?

でもこの作品は面白い!一番は俳優さんのバランスがいいグッド(上向き矢印)
中でも、イザベル・ユペールが耳の不自由な母親をやっているが、いつもと違う役柄。
穏やかな表情で、耳が聞こえないから少しトンチンカンな受答えをするが、それがとってもいい。娘がコリン・ファレルと付き合うのを心待ちにしている優しい母親を体全体で演じていた。普通のお母さんを演じられるなんてすごい女優さん。
それとコリン・ファレルの手下の若い男もいい。ドミニク・クーパーだ。(『デビルズ・ダブル ある影武者の物語』)。もちろんぴかぴか(新しい)コリン・ファレル&ノオミ・ラパスもいい。

posted by mikiko at 05:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック