2014年06月05日

ラッセル・クロウ舞台挨拶

『ノア 約束の舟』(ダーレン・アロノフスキー監督)に主演のラッセル・クロウが、5月19日カンヌ映画祭からの足で午後に来日。TOHOシネマズ六本木でスペシャル上映会が開催され、満席のファンの前に姿を見せました。〈画像は公式〉

ラッセル・クロウ.jpg

第一声は「コンニチハ、トーキョー!」。
大歓声で迎えられ、会場を見渡すと「皆さん来てくれてありがとう。特にそこの帽子の女性たち!」と指差し。(彼がオーナーであるシドニーのラグビーチームの白いキャップ姿の一団が見えます)
司会と会場からの質問に、ニコニコと答えるようすがチャーミングです。声がとっても渋いです。

役作り=複雑になってしまうので考えすぎないように、ノアが神から与えられた使命をどう全うするか、シンプルに自分の視点でみていくようにした。
撮影=最初はこのオファーをとても名誉だと思ったけれど、撮影が始まるとすぐにこんなのを受けた自分を呪った! 大変だったのは・・・・・・雨(タメてからrain・・と渋〜い声で)。
毎日12時間も、雨の中での撮影だった。ロングアイランドの冬に、凍りつくような雨だよ。監督がインタビューに、水は温めて使っているなんて言ってたのを聞いたけれど「嘘」! 彼はインデペンデント映画から来た監督だからね。1セントだってそんなことに使わないよ!
共演者=アンソニー・ホプキンスとは1999年以来。ローガンとは彼が14歳のころに共演した。ジェニファーとはずいぶん長い間(笑)夫婦だね。(『ビューティフル・マインド』01年)
エマ・ワトソンは素晴らしい! 良い女優になった。
父と娘のように仲良くできた。彼女と一緒に日曜のダンスレッスンに行くのを楽しみに、辛い撮影を頑張ったんだ。
日本=いつも東京では仕事しかしていない。あ、この前(『ロビンフッド』は「sake(日本酒)」をいろいろ試してみた。今度は子どもたちを連れて来て、日本文化を体験させたい。皆さんシドニーに来たらラグビーも見てね。文化体験ではないけれど楽しめると思う。
最後に=お楽しみはこれからだ〜♪ この作品は、アロノフスキー監督の最高傑作。撮影も大変だったけど観る人も大変だと思う。明日の朝になってもこの映画が頭に残って、考えてしまうようなメッセージのある作品。『レ・ミゼラブル』を観た人はいる?(観客は挙手)あの映画とはちょっと違うよ。最後まで楽しんで、考えて、堪能してください。


この後、舞台を降り、くだんの白いキャップの女性たちと握手やハグをして、ファンサービス満点のラッセル。思いがけない行幸に涙ぐむファンたち。いい思い出になりましたね!(白)

http://www.noah-movie.jp/
(C)2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
★6月13日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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