会場が白金台なので、講座の前に松岡美術館へ。
財を成した松岡清次郎氏(明治27年〜平成元年)が、ご自身の目で蒐集された古今東西の美術品を楽しめる素敵な美術館。
お目当ては、1階の「古代オリエント美術」と「ガンダーラ仏像やヒンドゥー教神像などの古代東洋彫刻」。
ガンダーラ仏像の足元を見て、今も変わらないサンダルに感激です。
「自分が集めたものを、未来の人々に鑑賞してもらう。これが私の夢ですよ」と語っていたという松岡氏。ほんとに有難く拝見させていただきました。
プラチナ通りの素敵なレストランで食事をして、イラン映画の講座へ。
(ゆったりした気分でおしゃべりしていたら、遅刻!)
8月21日から隔週の木曜日の夜に連続4回開催される「知って楽しむ「イラン映画」の歴史」の第一回は、「革命前のイラン映画」がテーマ。
ドキュメンタリー番組「実録 イラン映画史」や、1969年に製作された2本の重要な作品『牛』と『ゲイサル』など、動画をたっぷり織り交ぜながらの2時間。鈴木氏がこまめに集められた資料の数々のお裾分けに預かる素敵な企画に感謝です。
あと、3回の予定は下記の通りです。
第2回 革命から戦争期のイラン映画(9月4日18時〜20時)
1978年8月のレックス映画館焼打ち事件に象徴されるイラン映画の「死と再生」を振り返ります。
「バーシュー」や「友だちの家はどこ」など、革命後のイラン映画の出発点を確認します。
第3回 「イラン映画」の隆盛と変容(9月18日18時〜20時)
1990年代から2000年代の、イラン映画界が次々と名作を世に送った時代を扱います。
マフマルバーフやマジーディー、ハータミーキヤーなどの作品を紹介する予定です。
第4回 イラン映画の現在/革命後のドキュメンタリー映画(10月2日18時〜20時)
最終回は、イラン映画の今を代表するファルハーディーの作品群を検討します。
また革命後のドキュメンタリー映画についても数点の作品を紹介する予定です
参加申し込み先:
イラン文化交流センター pr@icro-jp.org
電話 03-6450-4449 (4473) Fax: 03-5421-2788
会場:
イラン・イスラム共和国大使館 文化交流センター
東京都港区白金台3‐15‐5 315白金台201号
都営三田線・南北線 白金台駅下車すぐ
東急ストア並び 駐車場入口脇
建物1階の狭い入口脇のインタフォンで、201号室を呼び出し
(ちょっとわかりにくいです・・・)