毎年楽しみにしているアジアフォーカス福岡国際映画祭。
今年も行って来ました!
連休が絡むので、スケジュール発表前にフライトとホテルを予約。
14日〜18日の4泊5日にしたお蔭で、公式招待作品15本の内13本と、台湾映画特集1本、ブータン映画短編4作を観ることができました。(去年は、3泊4日にしたら、絶対観たいのに、観られなかった作品があって泣きました・・・)
滞在中、4作品の監督にインタビューしてきました。
(アジアフォーカスの事務局の皆さま、アレンジ感謝です。)
『シッダルタ』(インド/カナダ)
カナダ育ちのリチー・メーヘター監督
両親の故国インドに行った折、リキシャの運転手から、12歳の息子を出稼ぎに出したら行方不明になってしまったという話を聞き、それを元に作った映画。
『私は彼ではない』(トルコ/ギリシャ/フランス)
タイフン・ピルセリムオウル監督
職場の女性に誘われて家に行き、服役中の彼女の夫が自分にそっくりなのを知る男性。夫に成りすまして暮らしていたら・・・ というお話。
監督には初めてお会いするはずなのに、そっくりな監督に取材した記憶が・・・ 日本人から見れば、同じように見えるトルコ人はいっぱい。監督からは、自分から見れば日本人は皆同じように見えると言われました。
『兄弟』(フランス/グルジア)
テオナ・ムグヴデラゼ監督
1991年にソ連から独立した時、14歳。昨年東京フィルメックスで最優秀作品賞を取った『花咲くころ』のナナ・エクチミシヴィリ監督と同世代。もちろんご友人。グルジアでは、ソ連からの独立後、しばらく映画産業も停滞していましたが、今や女性監督の活躍も目覚ましい様子を伺いました。
『予兆の森で』(イラン)
シャーラム・モクリ監督と、奥様で脚本アドバイザーのナシーム・アフマドプール・サマニさん。
モクリ監督は、ケルマンシャー出身のクルド族、奥様のナシームさんは、イスファハーン出身のバフティヤーリー族。とっても仲良し。
滞在中、何度もお話する機会があって嬉しかったのですが、なぁんと、東京に帰るフライトで、彼らの2列後ろという偶然! 羽田でイラン式にハグしてお別れしました。
毎年通ううちに親しくなった福岡の映画サークルの人たちとも、1年ぶりの再会。
上映の合い間に情報交換したり、終わってから皆でお食事しながら映画談議したりと、楽しいひと時でした。いっぱいお土産もいただき、ほんとに福岡の人たち、あたたかいです♪
心残りは、福岡の皆さんとあまりゆっくりお話できなかったこと!
福岡在住の大学の同級生の男性がジャズシンガーデビュー。
ちょうど滞在中にリハーサルをするというのでライブハウスに行ってきました。
カラオケで美声は知っていましたが、いやぁ〜お上手!
料亭でご馳走になりました♪
大濠公園が見渡せるマンション5階のご自宅にも伺って、93歳のお母様にもお会いしてきました。
最終日の朝、ホテルの窓から見えたマリンタワーまで行ってみました。
2004年のアジアフォーカスの時に来日した、イランの女優ゴルシーフテ・ファラハーニーさんや、カマル・タブリーズィー監督、パルヴィーズ・パラストゥーイーさんたちが、通訳の本間梨江さんに、「あそこに見えるタワーまで行ってみたい」とお願いして、中洲川端から夜の道をマリンタワーまで行ったことを思い出しました。もう、あれから10年!
そんなこんなで、今年も充実の福岡でした。
アジアフォーカス報告は、シネジャ92号と、Web版特別記事の両方でお届けする予定です。
原稿、忘れないうちに頑張って書かなくちゃ!
2014年09月20日
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