かつて友達がスキーで骨折して栃木市内の病院に入院しているのをお見舞いに行き、佇まいのいい町だなぁ〜と、いつかゆっくり歩いてみたいと思っていたのでした。昭和天皇が崩御され大喪の礼の行われた1989年(平成元年)2月24日のことなので、もう27年も経ってしまいました。ついこの間のようなのですが・・・
巴波川沿いの蔵の並ぶ風情よりは、まずは腹ごしらえと、蔵の街大通り界隈にあるお店を目指しました。
立派な蔵があるある・・・
看板に読めない漢字が・・・(一番左)
美味しい天丼とおそばでお腹を満たしたあと、さらに蔵の街大通りを歩いていくと、栃木市役所の表示が。でも、建物はどうみてもTOBUデパート。2階に市役所があるのでした。栃木びっくり!【その1】
市役所(というかデパート)を抜けて、例幣使街道を歩いて行くと、川向こうにモスグリーンの木造の洋館があって、栃木病院の看板がかかっているのが遠くから見えました。
きっと文化財として残してあって見学できるのではと行って覗いてみたら、看護士さんの姿が・・・ 大正2年に建造された病院は今も現役! 栃木びっくり!【その2】です。
そういえば、栃木県の県庁所在地ってどこだっけ?と、友達ととぼけた会話をしていたら、木造の市役所別館のところに看板が・・・ 「明治17年に県令の三島通庸が強引に県庁を栃木から宇都宮に移したが、県名は栃木県としてそのまま残りました」とありました。三島通庸は、薩摩出身。色々と背景に物語がありそうです。(ほんとに近代史を知らない私) 栃木びっくり!【その3】ですね。
ようやく、蔵の街栃木を象徴する巴波川沿いへ。ちょうど川沿いに甘味処があって、静かな佇まいを眺めながらひと休み。
ちょうど船頭さんが船を漕いでやってきました。
のんびり蔵の街を楽しんだ半日でした。
最後に、栃木びっくり!【その4】を・・・
日曜日なのに、表通りも人が少なくて、裏通りにいたっては人がいないどころか家から声も音もしない・・・
地方都市、大丈夫かなぁ〜と心配になったのでした。
でも、隠れ屋のような美味しい食事処にはちゃんと人がいっぱいでした! 私たちは偶然見つけたお店なのですが、人間、嗅覚はするどい?
栃木駅に戻ってきたら、「ふれあいバス」市街地北部循環線がちょうど出るところでした。1周45分というので、乗ってみました。百円なり。市街地を少し出ると、大きなスーパーがいくつかあって、そこの駐車場には車がいっぱい。そうっか〜 住んでいる人たちは車でこういうところに来るんだ〜と、町の中が静かだったのを納得。
ふれあいバスには、ほかにも路線があって、歩かないで見どころをざっと観たい人には、市街地循環線が良さそうです。一日乗車券 200円! これもびっくりの安さでしょうか・・・