2015年06月02日

『厨房男子』のロケの撮影に行ってきました(暁)

『厨房男子』チラシ.jpg

シネマジャーナル本誌にいつも原稿を寄せてくれる名古屋の高野史枝さんが、『厨房男子』という映画を撮りたいと言っていたのは、私が去年の「あいち国際女性映画祭」に行った時。その時、ムービー撮影と編集を担当してくれる人を探していた。
自分の妻や妹、母など、身の回りの女性が料理をするのを描いた『イラン式料理本』にインスパイアされた高野さんは、自分の夫、息子、友人、友人の夫などが料理する男性版を作り、「料理をすることの楽しさ、ワクワク感」を伝えたいと語っていた。
それもそのはず、元テレビ局の音響効果マンだった高野さんの夫は、結婚まで全く料理をしたことがなかったのに、子ども二人が生まれた後、共働きのため「強制」(笑)され料理を始めたのだけど、すばらしいフランス料理をこなすようになり、リタイア後、フランス料理のケイタリングを始めている。息子は料理ばかりかケーキまでこなすようになり、今や、妻のお弁当も作っているという。
この企画、とても面白そうと思い、私はスチールなら撮れるけどと手を上げていた。でも、名古屋と東京では離れすぎていて、撮影に行くのは無理かなと思っていた。そうこうしているうちに、企画は進んでいて、3月、4月と、すでに7人くらい撮影が済んでいた。
Kさん仕事場のゴルフ場にて_R.JPG
今回、岐阜の鈴蘭高原にあるゴルフ場に単身赴任しているK氏の単身赴任料理を撮影しに出かけるというので同行させてもらった。
シネマジャーナル94号の編集作業間際でとても忙しく、行っている場合ではないと思いつつ、「山菜料理」を作るというので、これはどうしても行ってみたいと、参加させてもらった。
K氏が勤めるゴルフ場からはは木曽御嶽山や乗鞍岳が見え、上のほうに行くと白山まで見渡せる眺めのいいところにあった。ゴルフ場での仕事風景を撮り、自宅に戻って、自宅の庭でワラビ、イタドリ、こしあぶらなどの山菜を採り、さっそく、その山菜をてんぷらに。その手際のよさと、できた山菜のてんぷらの衣が薄くてびっくり。なかなかこのようにはいきません。私など、2,3年に1回、山菜のてんぷらをやる程度なので、どうも衣をうまくつけることができません。
ムービーカメラの撮影の合間に、料理光景のスチールを撮り、撮影風景も撮った。
手際よく料理も撮影も進み、けっこう早く撮影は終了。
山菜のてんぷらを作りを撮る.jpg
庭での食事風景を撮る.JPG

その晩泊まった宿では、山菜づくしの料理で大満足。今年は、山菜のてんぷらを食べることができないかもと思っていたけど、タラの芽やこしあぶら、ふきのとうのてんぷらも食すことができた。
山菜づくしの料理_R.jpg
前日は曇空だったけど、次の日は快晴。カッコーの声で目を覚ます。カラマツ林に差し込む朝の日差しがまぶしい。朝早く、映像班はKさんの朝食作りを撮りに。私は前日、上手く撮れなかった山菜(ワラビやイタドリ)の写真を撮る。その後、ゴルフ場での仕事と、周りの光景の映像&写真を撮り、このロケの撮影終了。
この後は、女性会館の料理教室で学ぶ50人による大量のコロッケ作りの映像を撮るという。その後、編集作業に入り、秋には完成予定。

『厨房男子』公式HP http://www.kitchen-boys.com/
『厨房男子』facebook https://www.facebook.com/pages/%E5%8E%A8%E6%88%BF%E7%94%B7%E5%AD%90/1575633619372439
映画製作資金への協力も募集しています
【製作資金ご協力のお願い】http://www.kitchen-boys.com/donation.html

この、映画作りのことを綴った高野史枝さんの文章が、シネマジャーナル94号に掲載されます。6月末に発行予定なので、ぜひ、皆さん読んでくださいね。(暁)

おまけ 
岐阜県鈴蘭高原からの木曽御嶽山 右端のピーク付近から噴煙が上がっている
2015.5.26木曽御岳山右側に噴煙が補正_R.jpg
posted by akemi at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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