SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、19日に2本目に観たコンペティション長編部門の『ガーディ』。 製作国レバノン・カタールとあって、それだけで、来日ゲストへの取材を申し入れた作品。拝見したら、予感通り、素敵な作品でした!
小さい頃は吃音だったレバも成長して音楽教師となり、幼馴染のララと結婚、二人の娘に恵まれる。周りからの息子を望む声にひと頑張り。待望の長男ガーディが誕生するが、ダウン症。毎日窓辺で父の歌声を真似て叫ぶため、近所の住民たちから悪魔の子は施設に入れろと嘆願書が出されようとする。我が子と一緒にいたいレバは、「息子は実は天使」と、あの手この手で次々に住民たちの願いを実現させ、皆が本物の天使だと崇めるようになる。皆が天使の声を聞こうと集まった日、レバの妻ララに幼い頃から横恋慕していたジェラールが、レバの嘘を暴こうとする・・・
美しい古い町を舞台に、住民たちの悲喜こもごもをユーモアを交えて描き、弱者との共生を自然に感じさせてくれる心あたたまる物語。
来日したプロデューサーのガブリエル・シャムーン氏が、実は本作の仕掛け人。
上映後のQ&Aで、製作の秘話を伺ったあと、個別にインタビューもして、さらに色々と映画の背景やレバノン映画のことなどを伺いました。
(後日、報告します!)
『ガーディ』は、7月22日(水)17:30から、もう一度上映されます。
これは是非観てほしいお奨めの映画。一般公開されるといいのですが、保証はないので、頑張ってお出かけいただけると嬉しいです。
公式サイトのQ&A報告はこちら→
http://www.skipcity-dcf.jp/news/dailynews/150719_05.html
ガブリエル・シャムーン氏と奥様。
レバノンには、キリスト教、イスラーム教それぞれ様々な宗派の人たちが共に暮らしていて、宗派の数は18もあります。お二人は、キリスト教の中でもレバノンで多数派のマロン派(マロン典礼カトリック教会)。
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