12月初旬より名演小劇場で公開決定!
シネマジャーナルにいつも原稿を寄せてくれている名古屋の高野史枝さんが、『厨房男子』という作品を作っていることは6月のスタッフ日記でお知らせしましたが、
5月の鈴蘭高原での撮影に続き、7月17日〜19日まで愛知県大府市の石ヶ瀬会館(愛称 ミューいしがせ)で行われる、たくさんの男性(のべ約45人)によるコロッケ作りの撮影現場にスチール写真担当で行ってきました。
これは、この石ヶ瀬会館(大府市の男女共同参画づくりの拠点、シルバー人材センター、地域のふれあい施設)で毎年行われている「夏祭り」(18日と19日)に、ミューいしがせで活動している「男楽会」「メンズカレッジ」という二つの料理教室参加者の皆さんが、「2500個のコロッケを作るところを撮る」という、この『厨房男子』最大の山場を撮影するというもの。
「ミューいしがせ」で行われている「メンズカレッジ」料理教室の卒業生が自主的に運営しているのが「男楽会」だそうで、両方を合わせると50人近い人が参加しているそうです。この方たちが、毎年夏祭りにコロッケを作っていて、もう10年になるとか。しかも、この二つの料理教室の参加者はコロッケに使うジャガイモや玉ねぎも畑で作っているというから驚き(『厨房男子』のFBを参照ください)。
7月17日は準備と予行練習ということで、たくさんの玉ねぎをみじん切りにするところとか、ふかしたジャガイモをつぶすところ、コロッケの成形やパン粉付け、揚げるところまで、一連の作業を30人近い男性陣が作るところを撮影。ほとんどの人が60歳以上だと思うけど、これだけの男の人が料理をするところを見るのは初めての経験。壮観だった! それにしても、皆さん見事な包丁さばき。それに、材料を洗うのから、コロッケを揚げるまで流れ作業で、手馴れたもの。驚きました。それに皆さん、和気藹々と作業をしているのが印象的でした。それに、女性館長や事務室の方も時々助っ人に来て、一緒に作業をしていて、長い間の信頼関係を感じました。
コロッケを食べましたが、とてもおいしかった。結局、この日は昼食に出たコロッケと合わせて4個も食べてしまった(笑)。
翌18日は台風が接近し、結局、夏祭りは中止に。それでも予約をいただいた分のコロッケを作る(600個くらい?)。次の日に使う玉ねぎのみじん切りやジャガイモを洗ったりで、早めに終わり。
19日は、いよいよ夏祭り本番。この日も30人近い男の人が参加。ジャガイモをふかしたり、ひき肉と玉ねぎとジャガイモを混ぜたりと、てきぱきと作業を進めていました。さすがに3日目ともなると、作業がスムーズ。会場は会館の外の駐車場。昼をすぎると、テントが並びだす。この日は、コロッケはパン粉付けまでが会館の調理室。揚げるのは設置されたテントで。夕方近くになると、大きなお鍋に油を入れ揚げ始める。たくさんのテントや盆踊りのやぐらも立てられ、夏祭りが始まる6時くらいまでには20箱(2個入り、4個入り)くらいのコロッケを机の上に並べ、販売の準備万端。
5時半ころから、近所の人たちが集まり始め、ものすごい数の人たちがやってきた。小中学生が多かったけど、たくさんの人が浴衣を着て集まってきて、この夏祭りが地域で楽しみにされていることがわかる。
私たちはコロッケだけど、隣のテントではカラアゲを売っていた。かき氷もあるし、イカ焼きやヤキソバ屋、鉄砲打ちなんかもあったりして、縁日気分。テントの数は、およそ20くらい。
メンズカレッジのコロッケも、次から次へとお客がやってきて、最初は揚げるのが間に合っていたのに、間に合わなくなり、コロッケを待つ人の列ができた。皆さん、このコロッケを楽しみにしている様子がわかる。おいしいものね。
盆踊りがあったりして、8時ころに夏祭りは終了。朝からほとんど立ち通して、終わる頃にはかなり疲れた。でも、皆さん元気。その後、また調理室に戻って、片付けが終わったのは9時半すぎ。お疲れ様でした。
なお、高野史枝さんはシネマジャーナル94号に下記記事を書いています。
興味ある方は、ぜひ、購読いただき読んでいただければと思います。
●シネマジャーナル94号 高野史枝さん記事
ドキュメンタリー映画を作っています ―タイトルは『厨房男子』―
ご希望の方は下記にアクセスを
http://www.cinemajournal.net/cj/orderform.html
『厨房男子』公式HP http://www.kitchen-boys.com/
『厨房男子』facebook https://www.facebook.com/pages/%E5%8E%A8%E6%88%BF%E7%94%B7%E5%AD%90/1575633619372439
カンパも募集中! http://www.kitchen-boys.com/donation.html
12月上旬には名古屋の名演小劇場で公開されることが決まったそうなので楽しみです。
2015年08月24日
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