東京国際映画祭が開幕しました。
今年はオープニングの10月22日は、家で休養。
レッド・カーペット(一時期グリーン・カーペットでしたね)の取材も楽しいのですが、これから連日体力勝負ですから〜!
という次第で、23日が私にとっての東京国際映画祭本番初日となりました。
最初に観たのは、『レイジー・ヘイジー・クレイジー』(アジアの未来)
香港を舞台に、ピンクと白の制服姿の18歳の女の子3人の物語。あっけんからんと援助交際にいそしむ女の子たちの姿を大胆に描いたのは女性監督! パン・ホーチョン監督を師とするジョディ・ロック監督です。実話に基づいて監督自身が脚本を執筆。あ〜びっくりな女の子たちの生態でした。
次に、中国映画『ぼくの桃色の夢』(コンペティション)
河北省の田舎町。中学に入学した時に一目惚れした美少女を大人になるまでずっと思い続ける一途な男の物語。改革開放で中国が大きく変わっていく姿が同時に描かれています。
上映後に記者会見。ハオ・ジエ監督と、主演の二人バオ・ベイアルさんにスン・イーさんが登壇。
スン・イーさん、めちゃくちゃ可愛い! 女性の私でも思わず目が釘付けになるくらい!彼女は美少女から妊婦までを一人で演じています。どうりで、映画で最初に出てきた時に、中学1年生にしては背がやたら高いなと思ったのでした。でも、違和感はありませんでした。そして、丸坊主のバオ・ベイアルさんにびっくり。映画では、カツラを被っていたそうです。
自伝的映画ではないけれど、物語の85%はハオ・ジエ監督の経験。
ベイアルさんが監督に、「自分の話なら自分で演じたら〜」と言ったら、「僕はこんなにカッコいいから、君が演じた方がいいよ」と監督は答えたそう。「でも、ほかの人には、いじいじしたタイプなので、彼にやってもらうことにしたと言っていたのですよ」とベイアルさん。ほんとに、いじいじ、うじうじの主人公でした。
この日の締めは、『破風』(香港・中国)のダンテ・ラム監督Q&A。
映画はまだ観ていないのですが、これは聴いておきたいと、駆け付けました。
破風とは、中国語で「風よけ」のこと。自転車ロードレースの物語です。
前作『激戦 ハート・オブ・ファイト』では、格闘技を通じ中年男が自分を取り戻す姿を描いた監督。今回は、若者をテーマにどうやって自分を突破するかを撮ったそうです。イケメン3人が出演しているとのことで、観るのが楽しみです。
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