2016年07月18日

『シング・ストリート 未来へのうた』をHTC有楽町で

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シネジャに寄稿してくださっているSさんと待ち合わせ、今好評を博している『シング・ストリート 未来へのうた』を観てきました。
試写状をいただいていたのに、編集と重なって観そびれてしまい、公開早々の平日午後に一人で行ったら満席で入れなかったのです。本日はリベンジです。祝日なので朝イチの回をめがけてもっと早くに行ってみました。がっ、もう最前列と少し後ろにパラパラしか残っていません。みんな先にネット予約しているんですね。
Sさんと「ライブならかぶりつきの一等席だね」と言いながら並んで観ましたよ。最前列で見上げて。
入ったころには次の回も満席、その次は残席わずかとなっていました。これから観る予定の方は予約するか、早めに行ってチケットを買い、席を取ってから別の用事を済ませて戻ったほうがいいようです。
席は取りにくいけれど、劇場がいっぱいになるのはとっても嬉しいことです。

さて、作品は『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』のジョン・カーニー監督の最新作。自身の青春時代を重ねて描いています。80年代のダブリンに住むバンドに目覚めた14歳の少年コナーが主人公。不況で父が失職し、夫婦喧嘩が絶えない家庭で、兄とレコードを聴き、テレビでPVを観るのを楽しみにしています。節約のため私立校から転校したガラの悪い公立校でいじめに合いますが、学校の近所に住む1歳年上のラフィーナに一目ぼれ。ロンドンへ出てモデルになるという彼女に「僕のPVに出て」と申し込み、大急ぎでバンドのメンバーを集めます。バンドの名前が「シング・ストリート」。
この主人公コナーほか少年たちがみなこの映画が初出演のういういしい子たち。どんどん歌がうまくなる設定ですが、コナー役の子はもともとボーイソプラノで舞台に上がった経験のある子。ハンサムだし、声もいいので人気が出そうです。脇の男の子たちにも注目。ウサギ好きの子と歯列矯正中の子が気に入りました。コナーが大好きな兄役は見覚えあり。『トランスフォーマー ロストエイジ』と『ロイヤルナイト 英国王女の秘密の外出』に出ていたジャック・レナーでした。

音楽にめざめていくコナーと仲間たちの青春映画ですが、この劇場の混みようには驚きです。出演者と同世代の若者ばかりでなく、80年代に同じように音楽を聴いていた元若者が集まっているのかなぁ(私はどっちでもありませんが)。「シング・ストリート」のライブを観ていると思えば、前の席も楽しいです。
posted by shiraishi at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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