2016年11月05日

東京国際映画祭 人間の尊厳を問う『7分間』に息もつけない思い (咲)

無冠に終わりましたが、コンペの中でも固唾をのんで見守った力作を紹介します。
人間の尊厳を守った女性たちの姿が眩しい作品でした。

コンペティション
◆7分間  
監督:ミケーレ・プラチド監督  2016年 イタリア=フランス=スイス

フランス資本に買収されたイタリアの繊維工場。休憩時間を7分短縮する条件をのめば、全員引き続き雇用するという。討議する労働者の代表11名の女性たち。10名は即賛成するが、リーダー各の女性が異議を唱え激論となる。まさに『12人の怒れる男』(57)を思い起こさせる展開。アルバニアの女性などもいて、移民問題に揺れるヨーロッパの現状も。

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26日の記者会見には、リーダーを演じたオッタヴィア・ピッコロさん(左)と、激しい気性の女性を演じたアンブラ・アンジョリーニさんが登壇。
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オッタヴィアさんは舞台劇の経験も長く存在感たっぷり。
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素のアンブラさんは可憐な方でした。ほかの出演者の中には歌手の方も複数。「私は歌手ではないので、映画の仕事がなかったら失業してしまいます」とアンプラさん。

さて、映画は、たかが7分、されど7分の休憩時間短縮を巡る物語。かつて60分あった休憩時間がどんどん短縮されて、今は15分という言葉がありました。さらに7分短くなれば、休憩時間はわずか8分! そこまで人を酷使して利益を出そうとするなんて・・・

posted by sakiko at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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