2016年11月06日

東京国際映画祭 ロシアの美しい夫妻が作り上げた 『天才バレエダンサーの皮肉な運命』 (咲)

観客賞間違いなしとの評判に、『外出禁止令のあとで』を観るのをやめて観てみました。
無冠に終りましたが、ぜひ公開してほしい刺激的で美的感覚溢れる作品。

コンペティション
◆天才バレエダンサーの皮肉な運命
監督:アンナ・マティソン 2016年 ロシア

アレクセイ・テムニコフは、若い頃、天才バレエダンサーとして名を馳せたが、公演中に倒れ、ダンサーとしてのキャリアに終止符を打った。20年後の現在、モスクワ近郊のクリンでバレエ教室を営むアレクセイ。傲慢な性格で、周りとの軋轢が絶えない。自分の子を身篭った女性と結婚を決めた矢先、マリインスキー劇場から舞台演出の依頼がくる・・・

実在のバレエダンサーの生涯かと思わせる作りに、すっかり騙されました。チャイコフスキーが晩年暮らしていたクリンや、マリインスキー劇場のあるサンクトペテルブルグの美しい風景をたっぷり楽しみました。自己チューで冷淡なアレクセイがだんだん愛おしくなってくるから不思議。

記者会見 (10/2)
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アンナ・マティソン監督と、アレクセイを演じた人気俳優セルゲイ・ベズルコフが登壇。監督は、女優かモデルのように華奢で美しい方。映画にも登場するマリインスキー劇場の舞台監督や美術なども手掛けているそうです。
「演出の仕事が舞い込んだとたん、婚約者も生まれてくる子も見捨てて芸術の道に走るアレクセイに共感しましたか?」との問いに、「監督は実は私の妻。彼女から答えます」とセルゲイに紹介された監督。
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「ほんとの夫の性格は、アレクセイと正反対。役に成りきります。共感しなければならないとしたら、監督である私のほう。天才は普通の枠を超えて判断しないとなりません」と語りました。
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それに続けてセルゲイは「アレクセイと私の一番の違いは、家庭を大事にすること。妻は4ヶ月前に出産したばかり。今回、4ヶ月の娘も連れてきました」と満面の笑み。素敵なカップルでした。
posted by sakiko at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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