2016年11月06日

東京国際映画祭 イスラエル映画『エヴァ』、戦争で生き別れになった人々に思いを馳せる(咲)

「アジアの未来」部門
◆エヴァ   
監督:ハイム・タバックマン   2016年 イスラエル

ヨエルは、長年連れ添った妻エヴァが自分に内緒で貧しい地区にヨエル名義で家を買っていたことを知る。訪ねてみると、そこでは妻エヴァが見知らぬ男と親しげにしている。男はいったい誰なのか? ヨエルは、友人に連れていかれたキブツでポーランド出身のエヴァと知り合った頃のことを振りかえる。言葉の通じない二人の出会いだった・・・

エヴァが別の家に住まわせていたのは、浮気相手ではなく、元々結婚していた男。戦争で引き裂かれ、その後、ホロコーストを生き抜いた元夫は妻も生きていて、別の男ヨエルと結婚したことを知ります。「君(ヨエル)にはオレンジの匂いがする。君はここ(イスラエル)で生まれた。だからエヴァを奪えなかった」と元夫はヨエルに告げます。元妻に安定した暮らしをしてほしいと思う気持ちにホロリ。

記者会見 (10/28)
ハイム・タバックマン監督、アヴィ・クシュニールさん(俳優)、ロネン・ペン・タルさん(プロデューサー)、ダヴィッド・シルバーさん(プロデューサー)、アクセル・シュネッパトさん(撮影監督)の5人が登壇。
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ハイム・タバックマン監督(写真 右端)
「イスラエルでは、亡くなったと思っていた家族や配偶者が、実は生きていたという事例が多くあります。この物語は、シナリオを最初に書いた脚本家の家族に起こった出来事を元に描かれています」

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ヨエルを演じたアヴィ・クシュニール
「私はイスラエルで生まれました。子どもの頃、近くに強制収容所を生き抜いた女性がいて、いつも怒って、何かに怯えているようでした。子ども心になぜかわからなくて、親に尋ねると、その人についてしゃべってはいけないと言われました。演じるにあたり、妻に裏切られた人、相手の行動が理解できない人を思い描きました」
posted by sakiko at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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