
『猫が教えてくれたこと』が11月18日に公開されるのを前に来日したジェイダ・トルン監督にお会いしてきました。
イスタンブルの町で暮らす7匹の野良猫たちと、彼らをあたたかく見守る町の人たちとの関係を追ったドキュメンタリー。
監督はイスタンブル生まれで、11歳の時にヨルダンへ。そして、今はアメリカ在住。
個性豊かな野良猫たちを通じて、監督の故郷への溢れる思いを描いた作品です。
私は特に猫好きではないのですが、イスタンブルはいつか住みたいくらい大好きな町。
冒頭、ガラタ塔からボスポラス越しにモスクが連立する光景が上空から写し出されて、もう、胸がいっぱいに。
観光客の多い歴史地区ではなく、イスタンブルの何気ない街角がたっぷり見られるのも嬉しい映画です。
アメリかで大ヒットした後、トルコでもこの夏に公開。トルコではドキュメンタリーは映画館で公開されないことが多いのに、映画館で上映されてヒットしたそうです。

(C) 2016 Nine Cats LLC
猫ちゃんたちにも観てもらえたのか伺ったら、出演した猫ちゃんたちには観てもらってないけれど、猫も入れるスクリーンで観た方が、猫がじっと最後までスクリーンに見入っている姿を動画に撮って送ってくれたそうです。
とてもキュートな監督へのインタビューの詳細は、後日、シネマジャーナルの特別記事でお届けします。