2017年11月01日

『ペット安楽死請負人』(フィンランド)Q&A

10月28日(土)
登壇ゲスト:テーム・ニッキ(監督/脚本/編集/美術/衣装)、マッティ・オンニスマー(俳優)、ヤニ・ポソ(プロデューサー)
作品詳細
IMG_4631s.jpg

マッティさんが演じる主人公のトレードマークがパイプ。3人そろってパイプを口に登場したので、司会の矢田部プロデューサーもびっくり。
ペットを安楽死させる闇商売をしているとはいえ、自分の仕事にはスジを通している主人公。ネオナチの男たちや女性獣医よりもマシだと思えてしまいます。しかし父親との確執やガールフレンドとのからみにもどこか死の匂いがつきまとい、監督の思惑通り観客は居心地の悪い思いをします。「楽しんでください」と言ってましたけどね。
Q&Aもすでにこちらに出ています。
これまでに観た作品
『アリフ、ザ・プリン(セ)ス』様々な差別の問題を提示したLGBTQ映画。主人公の目力の強さと民族衣装に魅了された。チェン・ジューション演じる中年のゲイが切なくて可愛い。『大仏⁺』(未見)では全く違う顔。
『怪怪怪怪物!』怖いのは怪物よりも何の痛痒もなく、人を傷つける高校生だった。怪物役の女優さんがとっても美人で、よくこれを引き受けたと女優魂に感心。
『ナポリ、輝きの陰で』子どもに期待するこういう親と、重すぎて苦しむ子どもはいるだろう。何度も子どもをせめる父親にうんざりする。この逆もあるな。
『ヤスミンさん』ヤスミン監督の映画だと思って観たら、行定勲監督『鳩 Pigeon』のメイキングだった。実はそのつもりで撮り始めた(行定監督は頼んでないそうw)ら、ヤスミンさんの思い出がどんどん入ってきてしまったんだとか。笑顔のヤスミンさんの映像に涙した人も多いはず。
『マリリンヌ』女優を志しながら、すぐに心折れてしまうマリリンヌにイラッとするけれども、これが等身大。舞台で花開き、観客に称えられて涙する場面に良かったね、と思うおばちゃんでした。
『人生なき人生』
ガンを宣告された父親が息子に借金取り立てを肩代わりさせる。自分は病院で知り合った若い美女と再婚する調子の良さ。最後にあれれ。一寸先はわからない。
『ABCなんて知らない』カンボジア若手短編集のうちの1本。時間がなくてこれだけしか観られなかった。路上生活をしている親子。一人息子だけは学校に行かせたい父はゴミ拾いをして生活費を稼いでいる。貧しくても情がそこにあれば前向きになれる。(白)
posted by shiraishi at 01:00| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: