2017年11月01日

『グッドランド』(ルクセンブルク)会見

10月31日(火)プレス試写後
登壇ゲスト:ゴヴィンダ・ヴァン・メーレ(監督/脚本)、ジル・シャニアル(プロデューサー)
作品詳細
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ルクセンブルクの農村に訳ありげなドイツ人の男が仕事がほしいとやってくる。村の娘と親しくなりルールに従って馴染んだころ、双方の隠されていた秘密も明らかになっていく。
「コミュニティに取り込まれていくよそ者」というのは民話にもよくある題材です。
コミュニティ維持のために、コミュニティぐるみで犯罪を隠した事件は最近でもあったそうです、と監督。
主人公役の俳優さんが見事な下がり眉で、いつも困った顔でおまけに長髪なので嘆いているキリストにも見えました。ラストにやっと笑顔を見せるのだけれど、やはり怖いお話です。

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これまでに観た作品。
『ザ・ホーム 父が死んだ』(イラン)隙間のないほどびっしり飛び交うセリフにくたびれます。なんて主張の強い人たちでしょ。ラストにびっくり。
『殺人の権利』(フィリピン)ミンダナオ島で平和に暮らす家族が、ゲリラを追ってきた国軍に蹂躙される。実際にあった事件を元にしていて、ドキュメンタリーのような緊張感が続く。妻役の方は俳優ではないそうです。それも遠い昔のことではありません。
『地球はお祭り騒ぎ』(美)さんお勧めの渡辺監督作品。途切れないお喋りが続くけれど、うるさくはありません。
『さようなら、ニック』(ドイツ)不倫の末に結婚した元モデルの妻、今度はもっと若いモデルと夫が浮気、離婚の危機に陥った矢先、最初の妻と同居する羽目になった。お洒落な室内、衣装も見どころ。
『Have a Nice Day』(中国)バッグに詰め込まれた大金をめぐって、次々と欲の皮のつっぱた男女が加わってくる。珍しい中国のアニメーション。(白)
posted by shiraishi at 01:30| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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