2018年02月26日

『マンハント』観てきました。オリジナルの『君よ憤怒の河を渉れ』上映されます

ジョン・ウー監督の『マンハント』(原題:追捕)が公開されているので観てきました。張 涵予(チャン・ハンユー)&福山雅治主演です。
去年(2017年)4月に行われたギャガラインナップ発表会2017に参加した時、呉宇森(ジョン・ウー)監督がゲスト出演して、この『マンハント』も、その中で紹介されました。
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シネマジャーナル100号にそのレポートが載っていますが(まとめ白石映子)、ジョン・ウー監督は『高倉健さんは私のアイドルでした。高倉さんと会えたとき「一度ぜひ一緒に仕事をしたい」と話していたのです。残念ながらその機会がないうちに亡くなられて、非常に悲しく辛かったです。どの作品でもいいから記念に彼の作品を映画化したいと思っていたところ、高倉さんが主演して中国で大ヒットした『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化のお話をいただいて、一も二もなく受けました。日本で撮影するのが長い間の夢でしたので、こちらの願いも叶ったことになります』と語っていました。
その記者会見で『大阪のおばちゃんは、いつもポケットにアメを入れていて、「アメちゃん食べる?」と聞くんですね。これはほかにはない素晴らしい文化です』と言っていたのが印象に残っています。

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その後、『マンハント』情報は宣伝や配給さんからは入ってこなくて、ネット情報に疎い私は、1月ころ友人から2月に公開されると聞きびっくり。すでに試写も終わっていたので、公開待ちで観にいきました。
この作品は『君よ憤怒の河を渉れ』(1976年/佐藤純彌監督)を再映画化した作品ではあるけど、「元の作品と違い、日本人の刑事福山雅治と中国人の弁護士チャン・ハンユーの二人の設定にし、国や文化、育った背景が違っても人と人は仲良くなれることを強調したかった」と語っていた通り、日中合作の作品になりました。
そしてジョン・ウー印の白い鳩や二丁拳銃も登場し、日本が舞台とはいえ、ガンアクション炸裂の作品になっていました。大阪の街で、そんなシーンが撮れるとは思えなかったけど、大阪市の協力を得て撮影ができたそうです。監督の娘さんも殺し屋役で出演しています。(100号より引用あり)
『マンハント』公式HP

私が中国映画にはまった時、中国では文化革命後、『君よ憤怒の河を渉れ』が公開され、この映画に主演していた高倉健や中野良子がすごい人気というのを知ったのですが、この映画を観る機会がないまま長いことたってしまいました。
いつか観たいと思っていたのですが、今、日中平和友好条約締結40 周年記念 映画上映会、「特集 日中の架け橋となった映画たち」という企画があり、その中で、本日26日に『君よ憤怒の河を渉れ』が上映されることを知りました。これは観にいかなくては。皆さんもいかがですか。

「特集 日中の架け橋となった映画たち」
2月26日〜28日(全作品無料)
上映場所 神楽座(千代田区富士見2-13-12 KADOKAWA 富士見ビル1 階)
18:30~ 『君よ憤怒の河を渉れ』(151分) (※上映後、日中映画交流史の講演あり)
そのほかの作品は下記参照ください。

2/26
12:30~ 「砂の器」
15:30~ 「人間の証明」
18:30~ 「君よ憤怒の河を渉れ」 (※上映後、日中映画交流史の講演あり)

2/27
12:30~ 「レッドクリフ Part I」
15:30~ 「レッドクリフ Part II –未来への最終決戦−」
18:30~ 「敦煌」 (※上映後、日中映画交流史の講演あり)

2/28
12:30~ 「菊豆(チュイトウ)」
15:30~ 「山の郵便配達」
18:30~ 「初恋のきた道」 (※上映後、日中映画交流史の講演あり)
※全席自由席、先着順


posted by akemi at 05:51| Comment(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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