2018年07月05日

釜山の旅 サウディアラビアの女性に出会った初日 (咲)

7月1日〜3日、釜山に行ってきました。
父が泊りがけで松本に行くというので、妹と一緒に出かけられるチャンス!と、旅先を思い巡らし、国内よりも気分転換できるところと釜山に。LLCのエア釜山利用で、交通費は国内の遠いところよりも安くすみました。

釜山といえば、映画祭の町!
釜山を舞台にした映画も多々ありますが、『カンチョリ オカンがくれた明日』(アン・グォンテ監督、2013年)で、オカン(キム・ヘスクさん)が風呂屋の煙突の上から眺める釜山の町の海あり山ありの風光明媚な光景が真っ先に思い浮かびます。

妹が去年10月に行ったばかりで土地勘があって、市場の多い凡一洞(ポミルドン)にあるHOTEL LA MERを予約してくれました。地下鉄1号線の凡一(ポミル)駅から歩いて5分。併設の海水温泉のサウナ&チムヂルバンも無料で利用できるとあって、楽しみ〜
凡一洞地区で検索してみたら、映画『友へ チング』(クァク・キョンテク監督、2001年)ゆかりの地だとわかって、散策も楽しみ♪

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荷物を置いて、まずは両替も兼ねて、釜山駅(凡一駅から4つ目)近くのチャイナタウン上海街へ。大きな中華風の門をくぐって、大通りの一本裏道に入ると、中国風の趣の通り。ロシア語だと思われるキリル文字も見えます。

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入ってほどなく草梁(チョリャン)歴史展覧館という1910年〜1970年頃までの草梁地区の変遷を写真で見せる小さなコーナーがありました。日本統治時代から独立し、朝鮮戦争を経て復興を遂げていく過程。厳しい時代の写真に心が痛みます。
そこを出たところで、スカーフ姿の若い女性が目に入りました。顔立ちは中東風。ムスリマに違いないと、「アッサラ―ムアレイコム」と声をかけたら、「ワレイコムサラーム」と返ってきたので、こればアラブかなとアラビア語でどこから?と尋ねたら、サウディアラビアの女性でした。車を運転する身振りをして、ムバーラク(おめでとうのつもり)と言ったら、わかってくれて、すごく喜んでくれました。
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彼女がいたところのお店の看板を見たら、halalの文字。ウズベク料理屋さんでした! なるほどと! ここの中華街にはロシア料理も多いと書いてあったのですが、ウズベク料理も散見されるようです。
サウディの女性の写真を撮るのは失礼かなと思ったので写真は残念ながら撮りませんでした。私らしい旅のスタートとなりました。

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草梁地区では、朝鮮戦争の時、避難民が山の斜面に沿ってびっしり建てた住居のあたりを「草梁イバグギル(物語の道)」として散策コースが整備されています。かつて練炭や水を運ぶのに避難民の方たちが苦しめられた168階段には、2016年に地元の方たち優先のリフト(モノレール)が出来たとあり、妹が写真を見せて片言のハングルでハルモニ(おばあさん)に尋ねたら、音がうるさいので、夜は住民に迷惑だから、もうやってないと言ってるらしいとのこと。まだ明るかったのですが、もう8時近く。確かに、8時でリフトは終わると後でわかりました。

気を取り直して、広安大橋(通称ダイヤモンドブリッジ)の夜景を見に行くことに。
映画『TSUNAMI-ツナミ-』(ユン・ジェギュン監督、ソル・ギョング、ハ・ジウォン共演、2009年)の冒頭で登場する橋です。
地下鉄2号線 金蓮山(クムニョンサン)駅で下車。8番出口をあがったら、下り坂の向こうにピンク色にライトアップされた橋が遠くに見えました。
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海辺まで行ってみました。橋をバックに記念撮影スポット。
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9時ごろオニャンプルコギ釜山で、やっと夕食。網で焼くプルコギ。美味しかった♪
お店で働いているアジュモニたち、9時半ぴったりに5人ほどがさっと身支度して帰っていきました。
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ビーチ沿いの眺めのいいアイスクリーム屋さんで、マンゴーのかき氷を頼んだら、店員の若い女の子たちから、あと10分で閉店だからテイクアウトのみと言われてしまいました。がっかりした顔をしたら、お席でどうぞと言ってくれたので、急いで食べますねと言ったものの、大分量のかき氷! さっきのプルコギ屋さんと同じく、10時ぴったりには帰りたいのだろうと、必死になって格闘しました。

そして、10時ちょうどに外に出てみたら、ダイヤモンドブリッジのイルミネーションが、色とりどりに変化して、どうやら音楽も鳴っているようでした。
ホテルに帰り着いたのは、11時過ぎ。
無料で入れるというチムヂルバンを楽しみにしていたのに、11時で終わってました。残念!





posted by sakiko at 21:24| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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