2018年11月12日

『29歳問題』の原作舞台劇「29+1」の映像 1回限りの上映とキーレン・パン監督のトークショー

日時・場所 11月4日(日)18時〜 新宿ピカデリー スクリーン3

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11月3日に東京国際映画祭が終わって、ほっとするまもなく4日に『29歳問題』の原作舞台劇「29+1」(香港で上演)の1回限りの上映(日本語字幕付き)と、劇では主演、演出、脚本を務め、一人二役を演じた彭秀慧(キーレン・パン)監督のトークショーがあることを知り、発売日にチケットを即買った。
去年3月の大阪アジアン映画祭で『29歳問題』を見損ない残念に思っていたところ、9月のあいち国際女性映画祭で上映があることを知り、今度こそ見逃すまいと出かけ、キーレン・パン監督にもインタビューすることができた。そして、まさかの今年5月の日本公開。そして日本での好評をへて、映画の元である舞台の映像を見ることができるなんて思ってもみなかった。
今回の上映は、10月末から11月にかけて東京都内で開催された「香港ウィーク」の一環で実施された。

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舞台版「29+1」
脚本・演出・主演:キーレン ・パン
ゲスト出演: ベン・ヨン、ラム・ザーックアン

今年5月に日本公開された『29歳問題』(原題『29+1』)は、香港で、女優、脚本家、演出家として、主に舞台で活躍するキーレン・パンが、自身の一人舞台を自ら映画化した作品。30歳の誕生日1ヶ月前に、住んでいたマンションを追い出された主人公ヨックワン。大家さんの知り合いの、パリに旅行中の同い年の女性ティンロの家に仮住まいしはじめた。部屋でみつけたティンロの日記を見て、同じ誕生日ということを知り、彼女の自由な生き方や行動に興味を持つ。

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原作の舞台はキーレン・パンが主演し、2005年に香港の小劇場で初演。劇場の規模を徐々に大きくしながら再演を重ね、2013年に一旦終演したが、2017年に香港で公開された映画版『29+1』のヒットを受けて、2018年3月から4月に7度目の再演が行なわれた。現在までに累計上演数104回、のべ観客動員数6万1000人超を記録しているという。
元になった劇場版は、キーレン・パンが正反対のキャラクターの2人を一人二役で演じるひとり舞台。ストーリーは映画版とほぼ同じだったけど、即興で観客いじりをしたり、舞台ならではの演出やダンスなどもあり、映画版とはまた違った面白さ、ユニークさが感じられた。ユーモアのセンスも抜群で、会場は時々爆笑していた。
舞台版では、キーレン・パンは舞台の後ろからスーツケースを持って現れ、意表をつく。いろいろな小道具で場面を使い分け、めがねで二人を演じ分けたりで、彼女の演技に引き込まれた。映画でも出たきたように、BEYONDや黎明(レオン・ライ)、張国栄(レスリー・チャン)、容祖兒(ジョイ・ヨン)などの歌も歌われ、劇場でも受けていたけど、今回の日本の映画館でも、香港の芸能事情に詳しい人たちが多かったのでしょう。大いに受けていた。
舞台版の映像とはいえ、舞台の息遣いや迫力も伝わってきて、笑ったり泣いたり楽しむことができた。ゲストがいるとはいえ、一人で2時間半を超える芝居を続けるという厳しい舞台、彼女の力量のすごさに感動。
新宿ピカデリーには何度も行ったことがあるけどスクリーン3というのは初めて。大きなキャパのところでの上映ができたというのはすごい! 劇場版の『29歳問題』を見て、舞台版を見てみたいと思っていた観客がたくさんいたんだとつくづく思った。

上映終了後にキーレン・パン監督が登壇し、この劇への思いを話し、日本の観客にこのローカルな話題も多い作品が受けたことを不思議がっていた。その後、客席とのQ&A等も行い、伏線にある「日没のパリ」の話題も出たり、演劇の新作についての話をしたり、劇と同じく観客に逆質問したりと大変盛り上がり、充実した3時間半近い時間をすごすことができた。使用している楽曲の著作権の都合で、この舞台のDVD製作は難しいとのことだけど、映画版でもそれは同じなんだろうか。

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『29歳問題』アンコール上映
ユジク阿佐ヶ谷  03-5327-3725  11/24(土)〜30(金)
https://www.yujikuasagaya.com/29sai-mondai

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シネマジャーナルHP 
『29+1』キーレン・パン監督インタビュー
http://www.cinemajournal.net/special/2018/29plus1/index.html




















posted by akemi at 07:18| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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