2018年11月18日

『MAKI マキ』初日舞台挨拶 イラン生まれの女性監督にお会いする (咲)


11月17日(土)、イラン出身の女性監督が、ニューヨークの日本人高級クラブを舞台に紡いだ映画『MAKI マキ』の初日舞台挨拶取材で、渋谷のユーロスペースへ。
実は、ずっと外出が続いたので、この日始まる東京フィルメックスにも行かないで、休養日にする予定でした。でも、ニューヨークから駆け付けるナグメ・シルハン監督には、やっぱりお会いしたい!

12時半からの上映の前に行われた舞台挨拶には、ナグメ・シルハン監督のほか、出演者とプロデューサーのショーレ・ゴルパリアンさんが通訳を兼ねて登壇しました。発言は、残念ながらペルシア語ではなく英語で。
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左からジュリアン、サンドバーグ直美、原田美枝子、ナグメ・シルハン監督、ショーレ・ゴルパリアン(敬称略)@渋谷ユーロスペース

先月、ニューヨークで行われたチェルシー映画祭で監督賞を受賞。
トロフィーを抱えての舞台挨拶でした。約3000本の応募の中から選ばれた18本中、女性監督はシルハン監督一人だったそうです。 満席の客席には若い人たちも多くて、反応もとてもよくて、追加上映されたとのこと。(詳細は、別途報告します!)

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20分間の舞台挨拶が終わって、ユーロスペースのロビーでナグメ・シルハン監督と少しお話することができました。シルハン監督はイラン生まれですが、一家でアメリカに移住されたのが、1978年。イラン革命(1979年)の前年のことです。
「私が初めてイランに行ったのが、1978年です」とお伝えし、「ヘジャーブなしで!」と、思わず二人で声を合わせました。当時は、髪の毛や身体の線を隠すヘジャーブは強制されてなくて、聖者廟に入る時だけ、チャードルを借りたのでした。ほんとに、180度変わったイランです。

冒頭と最後に使われているペルシア語の歌「Khooneye Ma」(私たちの家)が、とても素敵だったとお伝えしたら、「とてもいい曲でしょう。映画を撮り終わって、あの曲を思い出して、歌詞の意味がとても映画に合うと思って、許可を貰ったの」とおっしゃってました。

★「Khooneye Ma」 YouTubeで聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=f0-fPwuPpAk

会場には、ショーレさんの息子さんもいらしていて、『MAKI マキ』に出演しているジュリアンさんにそっくりで、思わず間違えてしまいました。
ショーレさんの息子さんは、日本イラン合作映画『ファルダー 旅の途中で』(2002年)に子役で出演されていて、当時9歳。
シルハン監督、「今は、“男”になったわね」と。
ついこの間のことに思えるのですが、あの可愛い坊やが、こんな青年に・・・と、時の経ったのをしみじみ感じました。


さて、せっかく都内まで出てきたので、2時から吉祥寺の西アジア細密画展(主宰:荒木郁代さん)の会場で行われる恒例のギャラリーコンサートに寄ってきました。
常味祐司さんのウードと、和田啓さんのレク(タンバリンのような打楽器)の演奏は心地よくて、夢の世界へ。
思えば、常味さんのウードを初めて聴いたのも、もう30年近く前でしょうか。ジャミーラ高橋さんの主宰するアラブ文化協会で、チュニジア留学から帰ったばかりの常味さんの演奏をよく聴いたものです。 常味さんも若かったけど、私も若かった♪

さぁ、今日からは連日、東京フィルメックスに通います。
今年で、19回目。これも、1回目から通っていますが、ほんとに、あっという間の19年!



posted by sakiko at 11:51| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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