社宅時代の友人と4泊5日のホーチミンの旅に出ていました。南北に長いベトナムの首都は北のハノイ、南のホーチミンは元南ベトナムのサイゴンです。昨年からベトナム映画を続けてみることが多く、一度は行きたい国でした。友人は10年の間に10回目の訪問というベトナム好き。彼女は縦断していますが、今回はホーチミンのみでゆっくりすることに。一日目は夜到着だったので、近くでフォーとライムジュースのごはん。繁華街のドンコイ通りを散策して市内観光は翌日。まずは定番の観光地をご紹介します。高層ビルや美しい建築物の一角もあれば、道端の露店で食事中の人もあり、20数年前に初めて香港に行った頃を思い出しました。
パレスホテル7階の部屋から見える左側の景色。クチバシが出たような高いビルは2010年にできた68階のビテクスコ・フィナンシャルタワー。現在は地上81階のランドマーク81が一番高い。
右手奥には人民委員会庁舎。長くのびているのがグエンフエ大通り公園。夜遅くまで人々が集まっていました。
庁舎の前で蓮池を整備中のおばちゃんたち。右手をあげたホーチミン像がカメラの真後ろにあります。
統一会堂(もと南ベトナムの大統領官邸)。上の階には豪華な貴賓室、会議室、大統領寝室など。屋上にはヘリコプターが残されています(人民を盾に逃亡する予定だったとか)。階下は細かく分かれた部屋に戦時中使われていた通信機やベトナムの地図があり、重要な拠点だったようです。入場料4万ドン=200円。
すぐ近くにある戦争証跡博物館。こちらも入場料4万ドン=200円。日本のベ平連の活動記事、ベトちゃんドクちゃんの写真、石川文洋さんのコーナーもありました。数々の武器と傷ついた人々の写真がいっぱいに展示されていて、観終わってぐったりしました。人はどこまでも残酷になれる。「アメリカはベトナムから手を引け」というゼッケンをつけて通勤した日本人男性の写真もあり、あとでこの方が金子修介監督のお父様と知りました。
サイゴン中央郵便局。19世紀末のフランス統治下のときの建築物。
内部も美しいです。普通に業務も行われていて、入り口の両側には観光客向けのお土産屋さんがずらりと並んでいます。ポストが戸外にはないので、切手を買ったり郵便を出したい人はここで。郵便局のすぐそばのサイゴン大聖堂。改修中で内部は観られませんでした。
2019年05月17日
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