2019年10月20日

ショートショートフィルムフェスティバル& アジア (SSFF & ASIA)「秋の映画祭」@写真美術館に行ってきました(白)

10月19日(土)
「2019年 受賞プログラム 5 〜ヒューマンドラマ特集」を鑑賞。1本目に遅刻。
(咲)さんおすすめのイラン発の『Aプラス』。学校帰りの男の子(10、11歳くらい?)が赤ちゃんを抱いた奥さんに呼び止められ、たくさんの買い物袋を部屋まで運ぶお手伝いをする。この奥さん、帰ろうとした男の子(名前忘れちゃった)に「脚立に登ってカーテンをレールに取り付けてくれない」と頼む。その間にタバコを吸いながら、根掘り葉掘り男の子の家の事情まで聞き出して(両親は離婚して父親と住み、母親には会っていない)、友達との電話でそのことを肴に「哀れな子」とまで言う。ひとしきり夫の悪口(喧嘩して昨日から帰宅していない)で盛り上がっている。数分で終わる(と図々しい奥さん)はずのカーテン取り付けはまだ終わらない。
その夫本人が戻ってきて「よその子にやらせるなんて」と言い、「あんたが帰ってこないからよ」と夫婦喧嘩再燃。男の子はやっと解放され、エレベーターに乗り込むと、妻の浮気を疑っている旦那さんが追いかけてくる。電話の相手は女性だったと返事したものの、門を出てから取って返す。インターホンに出た旦那さんにあることを告げ、ニンマリして歩き出す。
「Aプラス」は奥さんに聞かれて男の子が答えた成績のこと。「みんなそう言うわね」と奥さん。
この子がほんとに賢いのに、侮ってこき使い、しっぺ返しされたっていうことかな。

「BRANDED SHORTS プログラム」
世界の広告作品から映画的なものを集めています。企業がお金も手間をかけて作ったものなので、どれも面白い。
22AGAIN』は人付き合いの悪い鍵屋の店主が宝くじ(日本とはちょっと違うグループ買い)に一口乗り、大当たり!翌日換金するつもりが、きのうと同じ22日がまた始まってしまう。くじを買い足したり、いろいろ変えてみるが目がさめるとまた22日。何度も繰り返して店主が人に優しくなり、幸運をシェアしてやっと23日になるというハッピーなラストに。
『AT&T Cinema』映像の配信会社の短いけれどインパクトのあるCM。何本あったかな〜。
「The Shot」
「bus」
レイティングが厳しいアメリカですが、これいいの?と思うようなのもありました。
This is America

IMG_1743.jpg

画像はトークセミナーでの濱口竜介監督(右)。短編作品『明日のキス』『天国はまだ遠い』を上映。キャラクター造形のポイント、『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』についてのお話も楽しかったです。(白)
posted by shiraishi at 19:07| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: