2019年10月31日

東京国際映画祭 その2(白)

10月30日(水)TIFF3日目

CROSSCUT ASIA 『それぞれの記憶』(フィリピン)シーグリッド・アーンドレア P・ベルナード監督
ジョージアで出会ったフィリピン人のマーラとホアキムは、短い間に恋に落ちて結婚。幸せな生活が始まると思えたのだが。
時間や場所が変わるので、あれれ?となります。しっかり見直したくなりました。同じ体験をしても人によって記憶が違いますが、これは違いすぎでしょう。どっちが嘘つき??

アジアの未来 『ある妊婦の秘密の日記』(香港)ジョディ・ロック監督
カーメンは広告代理店でバリバリ働き、夫ともラブラブ。昇進が間近というのに予定外の妊娠がわかった。産むかどうか迷って夫に告げずにいたのがばれて夫婦仲は険悪になる。
姑役の余安安のほか知らない若い俳優さんばかりで、自分の年を実感。女性たちのあけすけな会話がおかしい。

アジアの未来 『失われた殺人の記憶』(韓国)キム・ハラ監督
ジョンホは失業したのを妻に打ち明けられず、ギャンブルに手を出して逆転どころか借金が増えていく。別居中の妻が殺されたと警察がやってくるが、飲みすぎて記憶がなく、妻殺しの疑いで追われる身になってしまった。
これも誰の記憶なのか妄想なのか、境目がわからないところあり。追ったり追われたり、とぼけた刑事が緩衝材になっていました。

ワールド・フォーカス 『マローナの素晴らしき旅』(ルーマニア、フランス、ベルギー)アンカ・ダミアン監督
9番目に生れた子犬はママから離されて、曲芸師に飼われる。次に建築業の男、その次は小さな女の子。飼い主が変わるたびに名前も変わり、最後に「マローナ」として一生を終えるまでの回想が自由自在に描かれたアニメーション。
はじめは自由過ぎて目まぐるしかったのですが、子犬の表情や語りに引き込まれました。

Japan Now 『海辺の映画館 キネマの玉手箱』(日本)大林宣彦監督
小さな町の映画館が今夜のオールナイト上映を最後に閉館する。映画好きな3人の若者たちが映画の世界に入った少女を探してタイムリープ。江戸末期から太平洋戦争まで、歴史に残る戦いのシーンに巻き込まれていく。
大林宣彦監督が「尾道」で20年ぶりに撮影を敢行。メッセージがぎっしりと詰まった最新作です。2020年春公開

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『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』ディーン・デュボア監督Q&A
今回シリーズの1,2に加え、この最新作が上映されています。バイキングとドラゴンが闘っていたころのお話。バイキングの少年ヒックが伝説のドラゴンと出会い、傷ついた翼を飛べるように修復してやったことから仲良くなっていくのが1、その5年後ドラゴンはすっかり村に溶け込んで良き仲間になり、長く行方不明だったヒックの母親に再会するのが2。3作目では、あらたな旅立ちが。
バイキングの兜が似合いそうなディーン・デュボア監督、Q&Aでは「ドラゴンのトゥースの設定」「ほかのドラゴンや村人たちのキャラ作り」「ヒックがシリーズを通じて成長していくようす」などについて、ニコニコとお話してくださいました。最新作は12月20日公開です。(白)

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posted by shiraishi at 00:42| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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