11月1日(金)TIFF5日目
日本映画スプラッシュ『i−新聞記者ドキュメント−』Q&A
東京新聞社会部記者・望月衣塑子に密着取材。彼女の姿を通して日本の報道の問題点に迫る。
映画祭に参加するのは初めてと森達也監督、河村光庸プロデューサーが登壇、観客からの質問に答えました。客席には作品に登場する伊藤詩織さん、籠池夫妻。河村プロデューサーから紹介されてスポットが当たり、会場から拍手が起きました。この映画を選定上映した映画祭のスタッフに感謝して「新聞離れ、政治離れしている人にこそ見ていただきたい」と締めくくりました。
アジアの未来『夏の夜の騎士』(中国)ヨウ・シン[尤行]監督
1997年夏。両親が日本で働いているので、祖父母の家に預けられている天天。軍隊から戻って失業中の叔父とその息子(天天には従兄)も同居している。お祖母ちゃんの新しい自転車が盗まれてしまい、犯人をみかけた天天は従兄と一緒に泥棒探しを始める。
元教師のお爺ちゃんは、外の顔と家の顔が違い、息子に冷淡で妻に非難されています。建前ばかりの大人を孫たちが冷静に見ているのがなんともリアル。
CROSSCUT ASIA『死を忘れた男』(ベトナム)ヴィクター・ヴー監督
アンは重病の一人娘の回復のため占い師を訪ねる。毎晩のように夢に現れる場所にアンが呼ばれているのだと教えられ、藁にも縋る思いでその場所を探し求める。人里離れた洞窟で、何百年も生きている男フンと出会う。
フン役の俳優さんの立ち姿やアクションシーンにチョウ・ユンファの若き頃を思い出しました。一瞬寝落ちしていたらしく黒魔術のくだりがよくわからず。いろんな要素がてんこ盛りの作品。
アンを演じているのはヴー監督の奥様ディン・ゴック・ジェップさん。2017年『草原に黄色い花を見つける』での来日記事はこちら。奥様も一緒でした。
特別招待『”隠れビッチ”やってました。』三木康一郎監督 12月6日公開
実は反対側の隣の会場『ミンダナオ』に行くはずが、暗い中で慌てて出て、急ぎ席に着いたらこちらを上映中。そのまま終わりまで見ました(汗)。激高するとキャラが変わるひろみ(佐久間由衣)がめんどくさいのですが、大人な三沢(森山未来)が受け止めます。バイの村上虹郎くんが可愛くて含蓄のある台詞を言ってました。
CROSSCUT ASIA『フォークロア・シリーズ 母の愛/TATAMI』(シンガポール)ジョコ・アンワル監督 (日本) 齊藤 工
エリック・クー監督が製作総指揮を務めたテレビ放映作品。
どちらも母の愛情を扱っていて、愛も多過ぎるとホラーになる…。『TATAMI』の神野三鈴さん、北村一輝さんを母猫みたいに舐めていましたが、何味だったのかしら?
下は六本木ヒルズ52Fのホールに飾られている1958年の東映アニメーション『白蛇伝』の登場人物レプリカ(石膏製)。TIFFでは4Kデジタルリマスター版が上映されました。
2019年11月02日
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