平成から令和に変わった2019年も、あっという間に大晦日。
年越ししないうちに、12月の出来事で、日記に書き留めておきたかったことを3つにわけてお届けします!
12月3日(火)夜 イラン大使館で、イラン・日本国交90周年を締めくくるレセプション。
かつて在日イラン大使だったアラグチ外務次官と嬉しい再会♪
(ロウハニ大統領の親書を持っての来日でした)
会場で日本・アフガニスタン協会理事の松浪邦子さんとお会いし、渡航禁止のアフガニスタンに行きたいという方からの問い合わせがあって困るという話が出たのですが、翌日4日、長年アフガニスタンの人たちのために尽力されていた中村哲医師が銃撃されてお亡くなりになるという悲報が飛び込んできました。
まさに崇高という言葉がふさわしい中村哲さん。ご冥福をお祈りします。
12月7日(土) 午前10時から、イラン大使館で日本のイラン研究に関するシンポジウム。日本人研究者の方の発表も、すべてペルシア語。ふぅ〜 12時過ぎには終わって、軽食をいただいて終了。
早く終わったので、8日まで開催されている大嘗宮一般参観へ。
入場は、日比谷公園に近い坂下門からのみ。手前で手荷物検査。「飲み物をお持ちでしたら、一口飲んでください」と言われました。なるほど!
乾通り経由で、大嘗宮が建てられている本丸へ。大きく迂回しないと近づけない仕組みになっていて、この日の万歩計は、2万歩近くになりました。
12月9日(月)香港映画『淪落の人』の試写。
アンソニー・ウォン(黄秋生)演じる下半身不随になった一人暮らしの男性とフィリピン女性の家政婦の物語。彼女の写真家になりたいという夢を叶えてあげるという心温まる物語。ちょっと出来過ぎの感もありますが、秋生ちゃんだから許しちゃいます。
『八仙飯店之人肉焼飽』(1993年)を思うと、ずいぶん女性に優しくなったものです。(って、役柄だってば!)
今年前期の私のベストは、『あなたの名前を呼べたなら』(原題:Sir)だったのですが、後期のベストは、『淪落の人』に決定!
(ただし、公開は2020年2月1日予定 公式サイト)
『あなたの名前を呼べたなら』では、旦那さまが「Sirじゃなくて、名前で呼んで」というのに、なかなか名前で呼べません。
『淪落の人』では、名前で呼んでと言われ、家政婦は旦那様を名前で呼んでいたのに、ある事があって、「Sirと呼べ!」という場面があるのです。
どちらも雇用主が家政婦の夢を手助けする話。対になる映画です。
いずれも女性監督の初長編作品。
実は、3日にアンソニー・ウォンの舞台挨拶付きのプレミア上映会があったのですが、イラン大使館のレセプションと重なってしまったので涙を飲みました。
アンソニーの肉声、聴きたかった!
取材に行ったASIAN CROSSINGのアジコさんから、満席の客席には古くからの香港映画ファンの方たちを見かけたと聞きました。懐かしい人にも会えたかもと、ますます残念でした。
2019年12月31日
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