昨年12月25日(水)、2020年3月27日に日本公開される『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』の第一回試写に行きました。試写の初日は資料が揃わないこともあるので、後半に行くことが多い私だけど、この映画はすぐにでも観たいと思い、初回に行きました。
というのは、2018年12月から参加したピースボートの世界一周の船旅の途中、去年2月(2019)ウルグアイに立ち寄った時、ホセ・ムヒカ元大統領に会えるはずだったのに会えなかったからです。私が参加した、第100回ピースボート 世界一周の船旅はシンガポール、アフリカ、南米を回り、太平洋を経て日本に戻る南回り、3ヶ月のツアーでしたが、オーシャンドリーム号という船で出かけました。
ウルグアイの首都モンテビデオには2月13日(水)の朝に着きました。この日私は市内を回るオプショナルツアーに参加しました。独立広場や国会議事堂、郊外のワイナリーなどを回り、少し早めに船に戻りました。午後3時すぎには、オ−シャンドリーム号にウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカが来船するというので、この日は少し早めの帰船でした。
そしてムヒカ元大統領がいらっしゃるのを待ったのですが、なんとムヒカさんは、前日、雨の中、トラクターで農作業をして、風邪をひいてしまい来ることができず、妻のルシア・トポランスキーさんだけいらっしゃいました。
船の中で一番大きな催事場(400人収容)いっぱいに人が集まり、彼女の話を聞きました。ルシアさんが語るムヒカさんとの闘争の話は、とても胸に迫りました。二人はそれぞれ捕まり、牢に入っていたわけですが、ムヒカさんはより長い間入っていたそうです。そういう経験を経て、釈放され、後に第40代ウルグアイ大統領を務めました(2010年3月1日より2015年2月末まで)。愛称はペペ。大統領の時は、収入の大半を貧しい人々のために寄付し、大統領の職務の合間にトラクターに乗って農業に従事していたと、話を聞いていたけど、83歳(1935年生まれ)の今も農作業をしているのだと感心しました。2016年出発の前回の南回りツアー(第93回ツアー)のときにはぺぺさんは、この船に来船したそうなので、今回は来船できなくて残念でした。
そんなこともあり、ペペさんのことが映画になると知り、初回試写に行ったのでした。
映画を観ていたら、2月に行った独立広場のシーンが何度も出てきて懐かしく思いました。映画を撮影したときには工事中だったようです。私が行った時は快晴の天気の中、ウルグアイの独立戦争の英雄、ホセ・アルティガスの騎馬像がある広場は人もまばらでした。その後、ウルグアイの国会議事堂にも行きました。
その後、モンテビデオ郊外のワイナリーに行ったのですが、そのことは次のスタッフ日記(一升瓶に入ったワイン 「五一ワイン エコノミー」を買ってみました)にレポートを。
『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』 公式HP
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