前にも書いた通り、テレビやパソコンで映画を観るのはあまり好きじゃないのですが、ムービープラスで、ドニー・イェン演じるイップ・マンのこれまでの3作を放映するとわかって、これは観なくてはと頑張りました。
ウィルソン・イップ監督がドニー・イェンとタッグを組んで描いたイップ・マンの4作目にして最終章である『イップ・マン 完結』(原題:葉問4 Ip Man4)は、本来なら5月8日(金)公開予定でした。それにあわせての企画なのでしょう。
首都圏での外出自粛も解除されそうなので、近いうちに公開日も決まりそうですね。
下記に決まりました!
★2020年7月3日(金)より新宿武蔵野館ほかロードショー
公式サイト:https://gaga.ne.jp/ipman4/
◆『イップ・マン 序章』(原題:葉問 Ip Man)2008年製作。
1930年代の中国広東省佛山。イップ・マンは裕福な家で育ち、詠春拳の達人として人々の尊敬を集めていましたが、日中戦争勃発で邸宅を日本軍の司令部として使用されることになってしまいます。財産も没収されたイップ・マンは、生きるために慣れない力仕事をすることに・・・ その後、空手の名手である日本軍将校の三浦と対決し、勝ったがために撃たれてしまいます。 (日本人としては、どうにも居心地の悪い展開)
◆『イップ・マン 葉問』(原題:IP MAN 2)2010年製作
1949年、イップ・マンは英国統治下の香港に移住し、詠春拳の武館を開こうとしますが、なかなか思うようにいきません、武館が軌道に乗ってからも、様々な問題が襲い掛かります。
香港の人々の反英感情が高まる中、イギリス側の面子を保とうとする意向で、イップ・マンはイギリス人ボクサーとの生死を賭けた闘いに挑むことになります。
(これまた、なんともつらい展開)
『イップ・マン 序章』は、2010年10月の第23回東京国際映画祭で上映された後、すぐには公開されていません。2011年2月12日に公開された、『イップ・マン 葉問』が新宿武蔵野館で観客動員が5000人を突破したため、同劇場で2月19日に一般公開されたそうです。
映画祭で観たのか、劇場公開時に観たのか、思い出せません・・・
どっちにしても、そんなに前なの?と、びっくり。ついこの間観たような気がします。
◆『イップ・マン 継承』(原題:IP MAN 3)2015年製作
今日、録画しておいたのをやっと観ました。
実は、奥様とのエピソードが描かれたIP MAN 3が、一番好きです。これまでの2作品でも、端々にイップ・マンの奥様への優しい心遣いが描かれていますが、本作では、癌に冒された奥様との最後の日々を描いているので、物語の核になっているといえます。
詠春拳にはげむイップ・マンは、もちろん素敵ですが、奥様と手をとりあってダンスする姿は実に優雅です。
ドニー・イェンを初めて認識したのは『ワンス・アポン・ア・タイム 天地大乱』(1992年、ツイ・ハーク監督)でした。リー・リンチェイ(ジェット・リー)演じる黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)の敵役で、眼光鋭く、嫌な悪人に見えたのですが、決めポーズがリーリンチェと負けず劣らず華麗で、「この人、凄い!」と印象に残りました。
礼節をわきまえ、物腰が柔らかいながら、詠春拳の技の鋭さが際立つドニー・イェンのイップ・マンは、ほんとに素敵です。まさにはまり役だなぁ〜と惚れ惚れします。
そして、これから公開になる『イップ・マン 完結』は、病に冒され、余命宣告を受けたイップ・マンが、一人残される息子の行く末を案じて、アメリカに息子の居場所を探しにいく物語。愛弟子のブルース・リーとも再会します。イップ・マンシリーズの最終章も涙なしには観られません。
『イップ・マン 完結』公式サイト:https://gaga.ne.jp/ipman4/
シネジャ作品紹介
2020年05月24日
この記事へのコメント
コメントを書く