2020年08月05日

「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」(白)

8月5日(水)
今日の会場は江東区民文化センター。午後から『夏少女』(1996)を観ました。昨年限定上映されていたそうです。知らなかった。
森川 時久監督・早坂暁脚本、桃井かおり、間寛平出演。早坂暁(あきら)さんが二度と悲惨な戦争を繰り返すなとの思いをこめて書かれた作品です。

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終了後のトークに鍋島惇プロデューサー、ミュージシャンの坂田明さん(映画に登場しています)。聞き手は共同通信社の立花珠樹さん。
映画にまつわる思い出話の中からいくつかご紹介します。脚本の早坂氏は遅筆で知られ、クランクインまでに台本はできず2,3枚ずつしか届かない。台本に合わせて少しずつ進めていき、取り終わって台本が完成したという…。

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鍋島惇プロデューサー

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立花珠樹さん

映画には原爆で死んだらしい少女が出てきます。主人公のマモルには見えますが、誰にでも見えるわけではありません。父には助けてやれなかったクラスメートに見え、母は放射能の影響が怖くて産めなかった子どもに見えます。夏の広島にはそんな子どもたちと、忘れられずにいる人たちがひっそりといるようです。少女には早坂氏の亡くなった妹が投影されているという坂田さんは、1945年2月生まれで大学までずっと広島でした。原爆ドームの中で鎮魂の曲を演奏するシーンがあります。普段立ち入り禁止ですが、特別に許可が出たとか。当時すぐそばで聴いていた鍋島さんは鳥肌がたったそうです。
即興なので、2度と同じのはできないんだ、といいつつ、トークの最後にアレンジ曲を演奏してくださいました。わー!

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坂田明さん

6日(木)江東区民文化センター
『愛と死の記録』
『ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記録』ゲスト 宝田明さん
9日(日)日本橋公会堂
『誰がために憲法はある』ゲスト 渡辺美佐子さん


この映画祭、前は新藤兼人監督の特集映画祭で、今年名前を変えて赤字覚悟で開催したそうです。
クラウドファンディング目標額にはとどきませんでしたが、大変な時節に心寄せてくださった方々へ主催者じゃないんですが感謝。
https://motion-gallery.net/projects/showabunka

もっと早く知っていたらなぁ。でも新型コロナウィルスが…。
来年も開催予定だそうですので、じっくり広く宣伝してたくさんの方に来てほしいですね。

詳細はこちら
写真は全てオフィシャルです。

取材のブログに昨年の本誌102号に掲載した『誰がために憲法はある』渡辺美佐子さん、井上淳一監督、松元ヒロさんのお三方のインタビューを転載しています。原爆投下の6日、9日、終戦の15日が近づく今もう一度読んでいただければ嬉しいです。(白)
posted by shiraishi at 23:35| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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