土屋トカチ監督の初日のご挨拶を聞きたくて、渋谷ユーロスペースへ。
作品紹介はこちら。
引っ越しの大手会社に勤めていた営業マンが、勤務中の交通事故をきっかけに会社に異議を唱えて閑職に回されます。労働組合がないので、個人で入れるユニオンに加盟、パワハラに負けず3年にわたって会社と闘う姿に密着した「ロード―ムービー」。
土屋監督にご挨拶できた後、ロビーの展示に見入っていて、挨拶が始まっているのに遅れてしまいました(汗)。
『はりぼて』でも感じましたが何もせずに諦めるのでなく、続けていけばきっとどこかにたどり着けるはず。この作品も来年の本誌で紹介したいので、後で土屋監督のインタビューをさせていただく予定です。
「駒場東大前」に移動して日本民藝館へ。「アイヌの美しき手仕事」展開催中(11月23日まで)です。パンフレットはこちら。
この展示の後、改修工事の為11月24日(火)から2021年3月末まで休館しますので、ご注意。
朝日ホールでは現代の工芸作品展でしたが、こちらでは戦前からの収蔵品や芹沢_介氏のコレクションの年代物です。すばらしい刺繍や切伏せの衣裳が見られました。これは晴れ着で一番上に着るもの。普段着はどうなのか、厳しい寒さの冬にいったいどんな下着を何枚重ねて着ていたのか、そちらが気になります。
この民藝館の裏手が駒場公園で、前田家(加賀藩のお殿様)の洋館と和館が公開されています。重要文化財です。さすがに内も外も豪華でした。
旧前田家本邸