5月28日(金)
3時半から渋谷での試写の前に適当な試写がないので、映画館で何か観ようと検索。シネジャのミッキーさんが27日の日記でお薦めしていた『クルエラ』が、新宿・シネマカリテで12時から上映されるとわかり、これに決定! スキスキ状態と書かれていたので、油断して予約せずに11時半頃に行ったら、満席でした。次の回も、満席間近と出てました。私の前に、若い女の子の二人連れが3組、劇場窓口に向かって階段を下りていったのですが、皆、え〜満席!とがっかりしてました。新宿は大きい映画館が閉まってるから選択肢が少ないのですね。(ちなみにミッキーさんの住む名古屋では3つのシネコンで『クルエラ』が上映されているので、空いているという次第)
緊急事態宣言は延長されましたが、6月1日からはやっと大きな映画館も時短営業! 上映がストップしていた映画も観ることができそうです。
『クルエラ』は、ディズニーアニメ『101匹わんちゃん』に登場した悪女クルエラの誕生秘話。監督は、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のクレイグ・ギレスピー。クルエラを演じるのは、『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン。観たくなるじゃないですか。
なにより思い出のアニメ『101匹わんちゃん』のクルエラです。
日本公開が1962年ですから、観たのは小学校高学年の頃。神戸の居留地にあった朝日新聞社のビルの中の映画館。ほとんど終盤のクルエラが狂ったようにわんちゃんたちを追いかけている場面で画面が止まってしまい、後日、また観に来てくださいと、チケットをいただきました。この日は、父と妹と3人だったのですが、数日後、母に連れられて、もう一度観にいったのでした。2回観れて、子ども心に得した気分でした。
不具合があって、チケットをいただいたことで思い出すのが、ホン・サンスの初監督作品『豚が井戸に落ちた日』を、今は無き千石の三百人劇場の韓国映画特集で観た時のことです。観終わって、「2巻目と3巻目を入れ間違えて上映してしまいました」と、チケットをくださったのです。その時には、逃げた豚がまた出てきたので、変だなと思ったのですが、たくさんのホン・サンス作品を観た今なら、それもありかと不思議に思わないかも。同じような場面が繰り返されるのがホン・サンスの骨頂ですから。
今、「HONG SANGSOO RETROSPECTIVE 12色のホン・サンス」が開催中です。
ヒューマントラストシネマ有楽町は終わって、アップリンク吉祥寺で6月10日まで。
12作品すべて観ていて、作品紹介も書いていたので、我ながらびっくり!
この中には、『豚が井戸に落ちた日』はなくて、いつかまた観てみたいものです。
さて、『クルエラ』が観られなくて、何かないかと検索したのですが、映画を観るのはあきらめて渋谷へ。お昼どきが過ぎるまでランチは後回しと、大和田図書館に行ったら、椅子が全部撤去されてました。セルリアンタワー東急ホテルのロビーのソファも、おトイレのお化粧コーナーの椅子もありませんでした。コロナの感染予防なのですねぇ。これでは、公園が混むはずですね。
1時半過ぎに、お気に入りのゆったりしたレストランで、ゆっくりランチ。
デザートは、渋谷IKEA7階にオープンしたレストランで、50円のソフトクリーム♪ ほんのり林檎味でした。
3時半から映画美学校試写室で観たのは、『東京自転車節』。
山梨に住む青柳拓監督が緊急事態宣言で仕事が無くなり、東京に出て自転車配達員として働く自らの姿を映画にしてしまったもの。コロナ禍で様変わりの社会を映し出しています。
さらけだした悲惨な姿に、つい笑いが・・・ ごめんなさい!
公式サイト:http://tokyo-jitensya-bushi.com/
2021年7月ポレポレ東中野ほか全国順次公開
2021年05月30日
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