2021年09月10日

久しぶりに渋谷へ(白)

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◆9月8日(水)
13時、15時半と試写/ドキュメンタリー2本
どちらも2021年11月公開予定

『これは君の闘争だ』ブラジル/エリザ・カパイ監督
2010年代、高校生たちがバス運賃値上げ、学校の再編に反対してデモを始め、大きな運動に発展した。当時のメンバーだった3人が映像を見ながら解説する声がかぶせてある。若い人たちがこんなに頑張ったのに、ブラジルは2019年極右の大統領が誕生した。そこが解せない。

『記憶の戦争』韓国/イギル・ボラ監督(写真)
『きらめく拍手の音』のイギル・ボラ監督の2作目。1960年代後半から1973年韓国軍はベトナム戦争に参戦した。1968年ベトナム中部の村で起こった民間人虐殺事件。生き残った人々に焦点をあてたもの。家族を殺され自身も大けがを負いながら生き延びたタンさんは韓国を訪れ、当時の軍人に謝ってほしいと願う。
日本でも、元兵隊の人々が口を開かずに来て、亡くなる前に告白したりしている。墓場まで持って行きたいと思っていたのが重荷を下ろして懺悔したくなるのかもしれない。戦争ではみな狂気にかられているだろうし、手を下した兵隊たちも命令に従ったのだろうけど、やったことは消えない。記憶に蓋をしても、なくなるわけではない。いつか手を取り合える日が来てほしい。 (白)

posted by shiraishi at 18:58| Comment(0) | 試写 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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