12月24日(金)
西新宿のオリンパスギャラリーで27日(月)まで開催中の「寺本雅彦 写真展」へ。
【〜命は循環し、魂は巡礼する〜 血となり祈となる】の副題がついたバングラデシュで撮影した犠牲祭や、列車にてんこ盛りの人たちの写真展でした。
ダッカの犠牲祭で犠牲にされているのは牛。
かつてはヒンドゥー教徒の人も共に暮らしていたベンガルの地で、ヒンドゥーが崇める牛をイスラームの犠牲祭で屠るのかと、ちょっとびっくり。
★2012年のアジアフォーカス福岡国際映画祭で上映された『わが友ラシェド』(モルシェドゥル・イスラム監督)で、1947年の印パ分離独立後も、実はベンガルの地では、インド側に移民しなかったヒンドゥー教徒も多く、イスラーム教徒と共存していたことを知りました。独立戦争の時に、パキスタン政府軍はヒンドゥー教徒を真っ先に攻撃対象にしたそうです。
寺本雅彦さんは、横浜・綱島でカフェ pointweather を営みながら写真を撮っていらっしゃるとのこと。
こちらの写真は、食材を購入する東京ジャーミィや、牛にちなんで吉備の鼻ぐり塚など国内で撮ったもの。
テーマにあわせて、展示の仕方を変えていて、なかなかユニークな写真展でした。
列車にてんこ盛りの人たちの写真は、よく見ると、いろいろなドラマが。
客車内に座っている男性が、屋根の上にいる人にペットボトルを渡している姿も捉えていました。
寺本さんにお話を伺ったところ、やっと確保した座席を、女性にさっと譲ってあげる潔い男性も見たとのこと。
微笑ましいエピソードに、ほっこりしながら写真展をあとにして、原宿のカフェSEE MORE GLASSさんで開かれている「イランの絵本と靴下展」へ。(12月27日まで開催)
お昼時で混んでいたのですが、奥の本棚の前の席がなんとか空いてました。
雑穀米にのせた豆やお肉のやさしい味のカレーをいただきながら、のんびりイランの絵本を眺めました。
今回は、絵本『ボクサー』日本語訳刊行を記念しての催し。
『ボクサー』は、2019年のブラチスラバ世界絵本原画展でグランプリを受賞した作品で、力強い中に、どこか哀愁のあるボクサーの姿が大胆に描かれています。
『ボクサー』
作・絵: ハサン・ムーサヴィー 訳: 愛甲恵子
出版社: トップスタジオHR
https://salamx2.exblog.jp/29764160/
こちらも、ほっこりした気持ちであとにして、3時半からの試写へ。
何を観たかは、あえて明かしませんが、今の日本の若い監督さんの作った映画は、どうも年を重ねた私にはよくわからんというものでした。
新宿に着き、小田急のデパ地下、ケーキやチキン&サラダのお店に長蛇の列ができているのを横目に毎週金曜日に680円で売っている海鮮丼めざしてまっしぐら。
いつもよりたくさん残ってました。クリスマスイブだから、作る量を考えないと!
クリスマスにチキンは食べないと決めている私ですが、素敵なクリスマスツリーには名残を惜しみました♪
2021年12月26日
この記事へのコメント
こんにちは。吉備の鼻ぐり塚が出てきてびっくり! 鼻ぐり塚は吉備津神社と吉備津彦神社の中間にあって、数年に一度は覗いています。不思議な場所です。
Posted by 山崎 at 2021年12月26日 20:20
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