2022年01月03日

初映画はプレミアムシートで『雨とあなたの物語』 (咲)

あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いもうしあげます

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元旦は近くの百草八幡さまに初詣。今年も父と一緒にお参りすることができました。
この1年も健やかに過ごすことができますように♪

2日、kino cinema立川高島屋S.C.館で『雨とあなたの物語』を観てきました。
昨年、アジアクロッシングのアジコさんから、カン・ハヌル演じる主人公に積極的にモーションをかけるカン・ソラ演じる女子がレスリー迷だと聞かされた映画です。宣伝さんのご連絡先も教えていただいていたのですが、オンラインで観るより、劇場で観ようと公開を待ちました。12月17日に公開が始まったのですが、昨年最後の映画にするか、今年初の映画にするか迷って、初映画に。

『雨とあなたの物語』

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(C)2021 KIDARI ENT, INC., SONY PICTURES ENTERTAINMENT KOREA INC. (BRANCH), AZIT FILM CORP., AZIT PICTURES CORP. ALL RIGHTS RESERVED

監督:チョ・ジンモ
出演:カン・ハヌル(ヨンホ)、チョン・ウヒ(ソヒ)、カン・ソラ(スジン)
2021/韓国/カラー/シネスコ/117分
配給:シンカ
★2021年12月17日(金)ロードショー
公式サイト https://synca.jp/ametoanata

*物語*
まだスマートフォンもSNSもなかった2003年韓国。夢も目標もなく、ソウルの予備校に通う浪人生ヨンホ(カン・ハヌル)は、長い間大切にしてきた記憶の中の友人を思い出し、あてもなく手紙を出す。一方、釜山では、自分の夢を見つけられないまま母親と一緒に古書店を営むソヒ(チョン・ウヒ)が、ヨンホから姉のソヨンに届いた手紙を受け取る。ソヒは病気の姉に代わってある“約束”を条件に、手紙を交わしていく。
「いくつかルールを守ってほしい。“質問しない”、“会いたいと言わない”、そして“会いに来ない”。」
偶然始まった手紙のやり取りが、モノクロだった2人の日常を鮮やかに彩り始め、やがてヨンホは「もしも12月31日に雨が降ったら会おう」と提案をするが…。(公式サイトより)

こちらもご覧ください♪
シネジャ(白)さんによる作品紹介 
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/484760172.html

アジアクロッシング アジコさんによるおすすめポイント
http://asiancrossing.jp/movie/2021/1215/m3.html


*物語* 〜レスリー・チャンの出番を中心に〜
2011年の大晦日、8年前の春を思い出すヨンホ(カン・ハヌル)。
2003年4月1日、二浪が決まり予備校の先生に檄を飛ばされたヨンホ。露店でおでんを頬張っていると、同じく二浪のスジン(カン・ソラ)が、「おでんをおごって」と声をかけてきます。おでんを手に立ち去るスジン。
ビルの外壁の大画面に、『欲望の翼』の場面が映し出され、脚のない鳥が落ちたと、レスリー・チャン飛び降り自殺のニュースが流れているのを眺めているヨンホ。スジンが声をかけてきて、「朝まで一緒にいて。レスリーの命日だから覚えていられる」と、ラブホテルに誘います。笑顔が悲しそうだからレスリーが好きと語るスジン。 (のちに、スジンは「あなたの笑顔が悲しそうだから好き」とヨンホに明かしています。カン・ハヌル、レスリーには似ていませんが・・・)
けれども、ヨンホは積極的なスジンになびきません。ヨンホには忘れられない女の子がいたのです。小学生の時、運動会で転んで水洗い場で泥を洗い落としているときに、ハンカチを差し出してくれた隣のクラスの女の子。体操服の胸に刺繍されているコン・ソヨンという名前をヨンホは頭に刻み込みます。ソヨンはほどなく転校してしまいました。
二浪して受験勉強に力の入らないヨンホは、親友のジョングク(コ・ゴンハン)の母親が小学校の教頭になっているのを思い出し、ソヨンの転校先を調べてもらいます。学校気付でソヨン宛に「ハンカチを返したい」と手紙を送ります。その後、ソヨンから返事が届きます。でもそれは、病気で手紙を書けないソヨンに代わって、妹ソヒ(チョン・ウヒ)が姉になりすまして書いた手紙。そうして始まった文通に、ヨンホは元気をもらい、やがて自分のやりたいことを見つけ予備校をやめます。日本に行き傘作りの技術を学び、ソヨンの手紙から取った「ぽたぽとり」という名前のオリジナル傘店を始めます。ユニークな傘職人として雑誌に取り上げられたのを見て、スジンが訪ねてきます。「私を思い出したことある?」と聞くスジンに、「レスリーを観る機会がなかった」と答えるヨンホ。スジンが帰ったあと、『欲望の翼』を観るヨンホ。 マギー・チャン演じるスーが「いとこが結婚するの」とベッドの中でレスリー演じるヨディにつぶやいている場面・・・ スーを捨てたヨディと同じく、スジンもヨンホには振り向いて貰えないのです。「君は星のようで眩しくて、彼女は雨のようで安らぐ」と言われてしまう次第。スジンはエイプリルフールに寝たのを忘れてないのに・・・
さて、映画のラストは、また最初に戻って、2011年の大晦日。ヨンホはソヨンへの手紙で「12月31日に雨が降ったら会おう」と提案していたのですが、これまで毎年、雨は降りませんでした。今年こそ雨の大晦日になりそうな予感。ほんわかとした気持ちで映画は終わりました。エンドロールの後に、あっと驚く種明かしも。

『チャンシルさんには福が多いね』(日本公開2021年1月8日)でも、チャンシルさんがレスリー・チャンのファンという設定で、韓国では今でも映画やドラマでレスリーが出てくることがあって、ファン冥利に尽きます。それにしても、今回もまた『欲望の翼』の下着姿のレスリーでした! 4月1日という日に自ら旅立ったのも、レスリー流の最後の演出と確信している私です。絶対忘れられない日にち。
観終わって幸せな気分だったので、初映画でよかったと思いつつ、大晦日に観る映画だったかも。

今回、kino cinema立川高島屋S.C.館のシアター3は初めてだったので、例によって「見やすい席」を検索。「全席プレミアムシートで、B・C列がベストですが、この2列はプラチナプレミアシートで別料金がかかるので、D列がベスト」とありました。スクリーンが小さいので「最前列のA列でもスクリーンが大き過ぎることはありません」とありました。A列には3席しかないのですが、端っこのA-3が空いていたので、ここに決定。
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ふっかふかのリクライニングシートでした♪ 追加料金のかかるB・C列と同じプラチナプレミアシート。これがシニアで1200円。大正解でした。


映画が終わって、1時に父と待ち合わせてランチして、南武線で府中本町に出て大國魂神社へ。
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府中本町からだと大國魂神社の本殿のすぐ脇から入れるのですが、参拝の列は府中駅近くのけやき通りに最後尾があって横入りできないので、手前から遠めに眺めてお参りしてきました。
大正11年生まれの父は今年9月に百歳になるのですが、参道を歩きながら「数えなら102歳。さすがに年相応の身体」と父。 『雨とあなたの物語』のソヒは、12月31日生まれ。「生まれた翌日に2歳」というセリフがありました。日本では、今はもう数え年のことを言いませんが、韓国では数え年が生きているのでしょうか・・・

この日、映画が10時40分からだったので、始まる前にkino cinemaの入っている高島屋の地下へ。あちこちのお店に福袋を求める列ができていたのですが、ゴンチャロフ(神戸のお店!)や、フーシェは並んでなくて、1080円の福袋をゲット。 嬉しいお正月となりました。
posted by sakiko at 09:12| Comment(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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