2月25日(金)は、ジョージア映画祭とイスラーム映画祭の最終日でした。両方、最後に名残を惜しみました。
まずは、10時半から岩波ホールでジョージア映画祭。ゴゴベリゼ家・女性監督の系譜『幸福』と『ブバ』。10時ちょっと前に着いたのですが、整理番号19番。出足早いです。
どちらも短い作品ながら、ずっしりと心に残る映画でした。
ジョージア映画祭に初めて行った2月1日に、ランチをと目指して行った「ろしあ亭」が、コロナで休業していたのですが、22日からランチのみ営業との貼紙を先日見たので、今の情勢では風当たりも強くて客足に影響しているかもと、行ってみました。12時前でしたが、心配をよそに、ほぼ満席。
B.セット 白いビーフストロガノフ&ボルシチをいただきました。
メニューの説明には、ロシアとウクライナが仲良く並んでいて、なんだかなぁ〜と。
ウクライナと聞いて、真っ先に思い出すのは、2020年8月に公開された映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』です。
cFILM PRODUKCJA – PARKHURST – KINOROB – JONES BOY FILM – KRAKOW FESTIVAL OFFICE – STUDIO PRODUKCYJNE ORKA – KINO ŚWIAT – SILESIA FILM INSTITUTE IN KATOWICE
1930年代初頭、世界恐慌の中、スターリンが肥沃なウクライナの穀物を金脈にしていることを暴いた英国の若き記者を描いたアグニェシュカ・ホランド監督の作品です。ウクライナでは1932年から1933年にかけて300万人以上が餓死したと推定され、今では、「ホロドモール」(ウクライナ語で「飢饉による殺害」)と呼ばれ知られていますが、当時はソ連も欧米の大手メディアもひた隠しにしていた悲劇です。
今またウクライナの人々を襲っている悲劇。どう決着するのでしょう・・・
さて、ウクライナがルーツとされているボルシチ、私の隣に後から来た人のは、私のより赤が濃かったです。なぜ? ビーツの色が違った?
美味しくいただき、会計の時にお店のロシア人の美しいお嬢さんとお話。(内容は、誤解を招くかもなので控えておきます)
半蔵門線で渋谷に出て、1時半からのイスラーム映画祭でのトルコ映画『二つのロザリオ』上映まで時間があったので、Bunkamura1階で開催中の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界文化遺産登録3周年記念展 遠ざかる「世界」、キリシタンが待ち望んだ「世界」を覗いてきました。(2月27日まで開催) 古地図と潜伏キリシタンの信仰用具が展示されていて、その中には、ロザリオもありました。我ながら、行動に意味があるなぁ〜と。
『二つのロザリオ』を観るのは、4回目。切ないラストはわかっていても、細かい発見があって、映画はだから面白い♪
24日の『ジハード・フォー・ラブ』上映後のトークで、イスラーム映画祭主宰の藤本高之さんより、上映作品の選定にあたって、パレスチナやアフガニスタンの作品は必ず入れることにしているとの言葉がありました。ほかに大きな事が起こると忘れ去られてしまうから! まさに、今、報道はウクライナ一色です・・・
世界の各地で、平穏な暮らしを壊されてしまった人たちが増え続けていることに心が痛みます。
2022年02月27日
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