ミッドタウン日比谷前のメインビジュアル
例年一度は期間中に台風がやってきていましたが、今年はお休み中?上のメインビジュアルの後ろはスクリーンになっていて、連日いろいろな作品を無料で見ることができます。今日も風もなく暖かなので、外(ステップ広場)で観ていても寒くありません。
スケジュールはこちら。
上映の合間にプレスセンターや交流ラウンジに行って一休みしています。
すごくハンサムな人がいる!(マスクしてても)と思ったら尚玄さんでした。リム・カーワイ監督と新作『あなたの微笑み』宣伝中でお二人でちょっとティータイムだったようです。掲載許可をいただきました!
映画は11月12日より公開。リム監督を見かけたらぜひ前売り券をお買い上げください。ただ今ステッカー付です。
尚玄さんは『彼方の閃光』(半野喜弘監督)ワールドプレミアで参加。
プレス上映
『消えゆく燈火』(香港)アジアの未来部門
香港の街といえば頭上に突き出した看板とカラフルなネオンサイン。あの風景は中国に返還されても変わらないと思っていましたが、ここ数年で撤去が進み、風景が変わってしまったようです。
作品は消えていくネオンの職人とその家族のヒューマンストーリー。いや、「人情物語」という言葉がぴったり。サイモン・ヤムとシルビア・チャンの夫婦役もぴったり。一般公開切望。
何年も前にTIFFのゲストで来日したシルビア・チャンは、小柄で笑顔の可愛い素敵な方でした。
『1976』(チリほか)コンペ
ピノチェト独裁政権下のチリ。裕福な医師の妻のカルメンは、牧師から怪我を負った青年を託されました。医薬品を手に入れ、家族にも秘密で看病し、危険を承知で連絡係も勤めます。当局がどこかで監視しているのでは、盗聴されているかも、と観ているこちらも緊張が高まってきます。
1973年社会主義政権を軍事クーデターで倒したピノチェト将軍は、反対勢力を徹底的に抑圧・迫害し、1990年に民政移管されるまで16年に渡って独裁政治を行いました。昔のこと、と言えません。今も同じ目に遭っている人たちがいます。
『カイマック』(北マケドニアほか)コンペ
二組の夫婦が登場。それぞれに一人の女性が加わって起こる悲喜劇。ミルチョ・マンチェフスキ監督は大人のラブストーリーを作りたかったとのこと。女性たちがたくましく、男性には悲哀が漂います。
カイマックはクリームチーズのような乳製品。市場で試食したところから浮気が始まります。
バラエティに富んだ3本でした。今ネットで確かめたら、リム・カーワイ監督は今日大阪へ戻ってしまうようです。(白)