『クローブとカーネーション』(トルコ、ベルギー)アジアの未来
冬景色の南東アナトリア。年老いた難民の男は孫娘を連れ、亡妻の遺体の入った棺桶を引きながら帰国をめざす。しかし戦時下の国境を越えるのは難しく、さらなる困難が降りかかる。平和への希求が伝わる静謐なロードムービー。
男は妻の遺言をかなえようと粗末な棺をひいて故郷へと向かいますが、道ははるかに遠いのです。孫娘は始まりのころ、おもちゃで遊んでいたりしてあまり助けになりませんが、人に出会うたびに成長しているのに、ちょっとホッとします。
c2022 - CHI-FOU-MI PRODUCTIONS - GAUMONT
『タバコは咳の原因になる』(フランス)ワールド
そろいのバトルスーツに身を包んだフランス発大人向けゆるい戦隊もの。日本の戦隊ものではたいてい女性隊員は1人でしたが、フランスでは5人のうち2人です。スーツは伸縮性はよさそうですが、防御力は高くなさそう。あんまり戦闘もしないので、まぁいいか。
『アルトマン・メソッド』(イスラエル)アジアの未来
空手道場の指導者の夫ウリ・アルトマンがパレスチナ人のテロリストを制圧したことで、ニュースとなる。注目を集め生徒が激増し、経営不振だったのが立ち直った。妊娠中の妻ノアは、夫の話に疑いを持ち始め、真実が明らかになる。
「制圧」と言っていますが、女性を抑え込んだだけでなく搬送中に死亡したので殺害です。イスラエルで働いているパレスチナ人の女性をテロリストとみなした証拠は何だったのか、ウリの説明だけで、証拠も明確ではありません。パレスチナ人がどういう立場にいるのかが見えてきます。
道場で初心者たちが、組手(相手と戦う)をしていたので、いやいやそこは型(一人)からじゃないの?と思ってしまいました。(白)