2022年12月25日

今年400本目は未来チケットで『子猫をお願い』 (咲)

メリークリスマス!
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我が家のプチクリスマスです♪

いろいろあった2022年も、あと1週間になりました。
映画が寂しさを紛らわせてくれた年になりました。
試写は、オンラインと試写室の両方を選べるものがほとんどで、オンラインがあるから・・・と油断しているうちに、公開が始まってしまうことも。
せっかく試写のご案内をいただいたのに、ずいぶん見逃して紹介しそこねてしまいました。
そんな中、12月23日に400本目達成!
晴ある400本目は、『子猫をお願い4K リマスター版』。
12月23日から公開が始まった『猫たちのアパートメント』のチョン・ジェウン監督の2001年の作品です。
ソウル郊外仁川(インチョン)の商業高校の同級生の女の子5人が、卒業して、それぞれの道を歩み始める物語。ペ・ドゥナやイ・ヨウォンが、20歳そこそこの役。(当時ほぼ実年齢!) ペ・ドゥナは、案外、変わっていません。『吠える犬は噛まない』(2000年)は、来日したペ・ドゥナに会っているので、はっきり覚えているのですが、『子猫をお願い』は観たのかどうか・・・の記憶。
折り畳み式の携帯や、大きなデスクトップ型パソコンが時代を感じさせてくれました。
仁川空港が、ちょうどできたばかりの頃。まだ仁川の町には、目立つ高いビルもありませんでした。
仁川といえば、韓国最大のチャイナタウンのあるところ。ペ・ドゥナ演じるテヒの仲良しの同級生の双子ピリュとオンジョのお母さんは中国人。母方の祖父母は中国語で会話しています。そして、テヒの母親を演じているキム・ファヨンは、ペ・ドゥナの実母! 母娘共演です。 

さて、子猫。オク・チヨン演じる絵が上手だけど、家が貧しくて専門的に勉強することも叶わないジヨンが迷い猫を拾ってティティと名付けます。証券会社に入社した美人のヘジュの誕生日祝いに、自分で絵を描いた箱にティティを入れてプレゼントするのですが・・・ 
子猫がその後、誰の手にお願いされるのか・・・  若い女性たちが、未来を切り開いていく姿と共に、可愛い子猫の運命が描かれた映画でした。

この映画、渋谷のユーロスペースで観たのですが、ミニシアター・エイドのリターンでいただいた未来チケット10枚の最後の1枚を使わせていただきました。2022年内有効で、やっと使えたのですが、心に残る良い映画を観ることができました。

コロナがはびこってきた中で、客足の落ちたミニシアターを救おうと行われたミニシアターエイド。
正式名称は、『未来へつなごう!!多様な映画文化を育んできた全国のミニシアターをみんなで応援 ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金』
2020年4月13日(月)にスタートして、わずか3日で1億円達成したのでした。
あれから、2年8か月が経ちましたが、コロナはいまだに収束しません。岩波ホールが閉館するという悲しい出来事もありました。 今のところ、ほかのミニシアターは、なんとか頑張ってくださっていますが、これから先、どうなることかわかりません。
これからも素敵な映画をスクリーンで見せていただくために、出来るだけ、映画館に足を運んで応援したいと思います。


『子猫をお願い4K リマスター版』
公式サイト:https://konekowoonegai4k.com/
2022年12月17日(土)よりユーロスペース他にて全国順次ロードショー

『猫たちのアパートメント』
2022年/韓国/韓国語/88分
配給:パンドラ
公式サイト:http://www.pan-dora.co.jp/catsapartment/
★2022年12月23日(金) 渋谷・ユーロスペース、ヒューマントラストシネマ有楽町にてロードショー、全国順次公開.
posted by sakiko at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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