年の初めの願いと違って、全然おだやかじゃない1年でした。
私の周りでもいくつもの訃報がありました。
近い人が結婚したとか、あかちゃんが生まれたとかいう話は全然ありません。そういう年頃です。ともあれ生き延びました。
さて今年最後の映画は、これはベストテンで外せないだろうと駆け込んだ13年ぶりの続編『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』とアニメーション『かがみの孤城』(辻村深月原作)。
次の日はレンタルやさんで『アバター』を借りました。ほとんど忘れていましたが、やっぱり戦争映画でした。今昔のさまざまな戦争を思い出させます。『アバター』でクオリッチ大佐がナヴィたちを見る目は、開拓時代の先住民、大戦やベトナム戦争下のアジア人へ向けられたのと通じます。日本も大東亜共栄圏を目指してアジアへ進出したのですから、大差なかったでしょう。
続編は、アバターからナヴィの一族となってネイティリと結婚し家族を得たジェイクが守りに入り、人間と戦わず森から海へと逃げ出します。この海がすばらしく美しく、森の民と海の民の違いもよくわかります。しかしジェイク夫婦や、混血の子供たちが差別を受けるのも浮き彫りにします。後半は怒涛の戦いシーン! 船が沈む様子に『タイタニック』を思い出しましたが、同じジェームズ・キャメロン監督でした。興行成績1位と3位なんですね。(2位は『アベンジャーズ/エンドゲーム』2019) 情報元はこちら
シガニー・ウィーバーがモーションキャプチャーで演じた少女のキリ(グレース博士の娘、ジェイクの養女になった)が覚醒していき、この後に続いていくようです。3は遠からず公開予定、5までできるらしいです。
『かがみの孤城』は本屋大賞受賞作、てっきり読んだと勘違いしていましたが未読でした。中学生の心持ちが繊細に描かれていて、話の展開が新鮮。想像しながら最後までひきつけられて観ました。同年代の人にはもっと深く届くでしょう。
今年の話題作『トップガン マーヴェリック』は見逃してしまい、そんな人が多かったのかレンタルやさんに1本も残ってませんでした。返却される年明けを待たねば。オンライン試写を中心に今年も340本くらい観たかなぁ(定かでありません)。ベスト10を書きだす前に数えてみます。皆様のベスト10(ジャンル、順位つけなしでも可)はなんでしたか?
1月末には「おすすめ映画ブログ」で発表しますので、コメント欄などにお寄せください。
2023年は良い年になりますように。
できることからこつこつやっていきましょう。(白)
2022年12月31日
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