2023年01月29日

シャー・ルク・カーン復活作『Pathaan』  インドで大ヒット公開中! (咲)

シャー・ルク・カーンの熱烈ファンMさんから、「新作『Pathaan』 ヒット街道ばく進中!」と、メールをいただきました。 私も、『ラジュー出世する』(1992年、監督:アジズ・ミルザー)が、1997年に日本で公開された時に観て以来の大ファン。

テルグ語映画『RRR』が、インド本国はもとより、欧米でも大ヒット。日本でも昨年10月の公開以来、上映館を増やしながらのロングランで、新たにブロマイドセットも売り出されるほど。
Mさんによれば、「タミル映画の大ヒット作『K.G.F.2』やテルグ映画の『バーフバリ2』も超す勢いで『Pathaan』はヒット中だそうですよ。さすが、『RRR』は抜けそうにないですが」とのこと。
ヒンディー語のボリウッド映画、久しぶりの快進撃、私も嬉しいです。

Mさんから、下記のようなリンクも届きました。
https://twitter.com/taran_adarsh/status/1619265814691188736
https://twitter.com/bob_almost/status/1618360062422179843

女性とか男性とかアクションとか関係なく大人気みたいです。
https://twitter.com/itzzRashmi/status/1619286535286951937
(ほかにもいろいろ!)

そんな中、1月27日(金)の朝、NHK国際報道 キャッチ世界のニュースで『Pathaan』を巡る話題が出ました。

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NHKキャスターによる前振り:
インドでイスラーム教徒のスターが主演したボリウッド映画の新作が、ヒンドゥー教徒の気持ちを傷つけたとして抗議行動がおき、一部の映画館で上映禁止になる事態になっています。
さらにBBC作成のモディ首相についてのドキュメンタリーをインド政府が上映禁止にしたことにも反発が出ていて、表現や報道の自由を巡る議論が起きています。

CNAシンガポール 
ボリウッド映画界の大物シャー・ルク・カーンさんの主演する最新作『Pathaan』は大勢の人を映画館に向かわせていますが、右派のヒンドゥー教徒から激しい攻撃や抗議を招く問題作となっています。イスラーム教徒のシャー・ルク・カーンさんのカムバックで注目される作品ですが、マディヤ・プラデーシュ州など一部の映画館で抗議活動などで上映禁止になり、これに対してイスラーム教徒からも反発が起きています。ヒンドゥー教団体によれば、共演の女優の歌が流れる時に、サフラン色のビキニを着ていて、ヒンドゥーで崇高なものを象徴する色とされていることから、このシーンがヒンドゥー教を信奉する者の気持ちを傷つけたというものです。
ヒンドゥー至上主義的政府のもと、イスラーム教徒との溝が深まった中で起こった問題です。
2002年のグジャラート州で1000人あまりの死者が出る暴動になった時、当時の州知事だったモディ氏が暴動を阻止することができなかったことを検証するBBCのドキュメンタリーを政府が放映中止にしたことも問題になっています。特定の信頼できない情報を押し付ける意図をもったプロパガンダだとしてオンライン上映を禁止。禁止されても、デリーのある大学で上映しようとしたところ、インターネットを遮断されたり、別の大学では逮捕者が出たとされています。

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こんなヒンドゥー至上主義の動きにめげずに、『Pathaan』が評価され、インドでロングランされることを願うばかりです。

Pathaan(パターン)とは、アフガニスタン全域からパキスタン北西部にかけての地域に住むアーリア系の民族パシュトゥーンのことをイギリス人たちが呼んだ名前。
以前、パキスタンのパシュトゥーン族の社長のもとで少し働いたことがあるのですが、「シャールクは我らパシュトゥーンの誇り」とおっしゃっていて、社長の持っているDVDはすべてシャー・ルク・カーン主演作でした。(100本以上出演しています) 
映画『Pathaan』の内容をよく知らないのですが、どんな思いでシャー・ルクが演じたのか知りたいところです。

そして『Pathaan』を、日本語字幕付きで是非観たいです♪


実は、2月10日に公開されるヒンディー語映画『バンバン!』(2014年製作)は、『Pathaan』のシッダールト・アーナンド監督作品なのです。 
banban.jpg
c️Fox STAR Studios

『バンバン!』公開は、『Pathaan』日本公開の前哨戦?と密かに期待している次第です。


★『PATHAAN パターン』日本公開決定!
pathaan.jpg
9.1Fri 新宿ピカデリーほか全国ロードショー.
https://pathaan-movie.com/
posted by sakiko at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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