JR有楽町駅前TIHHのブース チケット売り場
本日もお天気良く、プレス試写3本鑑賞。
『アートカレッジ 1994』アニメーション/中国
芸術大学の美術専攻男子、音楽専攻女子たちが芸術論を戦わせたり、将来に悩んだりする話。
アニメにしたことで表現しやすくなっているのでしょう。実写より引いて観られて生々しくありません。写真の輪郭線のようなラインのシンプルな絵柄で、動きが少なく膨大なセリフの間、口元が動いています。登場人物の名前は観終わったとたんに忘却の彼方。見る前はメモしようと思っているのですが。
(美)さんと一緒になり、お昼は中華。(美)さんはこの後『平原のモーセ』の予定だったけれど、7時間あまりの超長尺作品。大丈夫だったかな。
(追記:全編眠ることなく観終わり、良い作品で観てよかったとのこと。)
『離れていても』アジアの未来/香港/サーシャ・チョク監督
湖南省から香港に越してきた一家。父は香港まで泳いで密入国し、後で家族を呼び寄せました。香港が返還された1997年から2007年、2017年と10年刻みの出来事が描かれています。子どもの頃、父が万引きするのを観た長女、自分も欲しいものを学校で盗んで母にきつく叱られます。気弱な父は麻薬を常用して家からお金を持ち出すようになります。姉妹は学校で差別されるのを恐れて、大陸から来たことを隠しています。
両親と娘二人の関係が変化していきます。成長する過程でよくあることとはいえ、香港を背景にした年代記として観るとなんとも切ないです。サーシャ・チョク監督は2017年の姉娘役で出演。
『ムービー・エンペラー』ガラ・セレクション/中国/ニン・ハオ監督
農村を舞台にした映画に出演を決めた俳優のダニー・ラウ。仕事熱心な本人の意欲が空回りして、事態がどんどん悪化していくブラック・コメディ。映画祭のレッドカーペットを設置するところから始まり、華やかな俳優業の内側、笑顔がぴたりととまるのも見せています。
アンディ・ラウ主演、10代でデビューし、数十年も芸能界で生きて来たスター役です。本人の本音もかなり混じっているだろうと想像して、なんだか笑うに笑えませんでした。ヒューリックホールの一般上映なので、香港映画ファンの友人たちと再会。
帰宅して夕食後、ちょっと買い物に出た帰りにすごい雷雨!!底が抜けたかと思うような大雨になりました。パーカーを着ていたので、すこしはましでしたが靴はびしょびしょ。9時半すぎには雹(ひょう)まで降りました。みなさま無事でしたか?(白)