東京フィルメックスの会期中でしたが、外語祭のペルシア語劇が観たくて、フィルメックスはお休みに。
府中市美術館で開催されている「インド細密画」展が、11月26日迄だったのに気がついて、外語大に行く前に寄ってきました。
前日行ったMさんに、どれくらい時間を予定した方がいいか伺ったら、彼女は閉館まで1時間半しかなくて、ちょっと駆け足になってしまったので、2時間はみた方がいいとのこと。
美術館へは府中駅から武蔵小金井駅南口行「武71」のバスで行きました。天神町二丁目下車すぐ。

壁に大きく掲げられた美しい細密画が出迎えてくれました。
(本物は、すご〜く小さいです。)
今回の展覧会は、日本画家、インド美術研究家の畠中光享氏が半世紀に渡って収集したインド美術コレクションから細密画の優品およそ120点を紹介するもの。
16世紀後半から19世紀半ばに、ムガル帝国やラージプト諸国の宮廷で楽しまれたインド細密画。解説が充実していて、ムガル絵画とラージプト絵画の違い、それぞれが影響しあったこと、題材についてもわかりやすく説明されていて、2時間でも足りない位でした。
展覧会は、今日(11月26日)までですが、府中市美術館の特設サイトが充実していますので、行けない方は、ぜひこちらをご覧ください。
インド細密画 特設サイト
http://fam-exhibition.com/india2023/
府中市美術館から外語大へは、「ちゅうバス 多磨町行き」で多磨霊園表門で降りて、歩いていきました。10分ちょっと。

ペルシア語劇『七王妃物語』14;30〜15:20
2年生による語劇。
学生さんより「素敵なロマンス劇を美しい詩とともに精一杯行います。また今回の劇では舞踊や楽器の演奏にも挑戦します」とご案内をいただいていました。
詩の朗読も美しく、ダフ(タンバリンのような打楽器)に合わせての踊りも素敵でした。

この日は続けて、16時からアラビア語劇があるので、合間に1年生による各国の料理を覗いてみました。

ペルシア語科の「ほしゅまぜ屋」(ほしゅまぜ:美味しい)は、キャバーブを焼くのに時間がかかっていて諦めました。

1周して、あれこれ眺めて、アフリカ地域専攻 Kukutana (ククタナ)で、 マフェ(ピーナッツバターとトマトのシチュー)をいただきました。500円。
アラビア語劇 16:00〜16:50
演目は「民衆の失敗」
シリアのホームコメディーが原作。
フランスに留学して医学を学んで帰ってきた青年アーティフを迎えるのに、祖父や父がサプライズで花嫁や診療所を用意しているのですが・・・ という物語。楽しいドタバタ喜劇でした。
最後に、講義棟での企画展示も覗いてみました。
もう終了時間間際だったのですが、「外大生と戦争」の特別展示をみることができました。
今年は、学徒出陣から80年。1943年10月、父が東大に入学した直後に文科系学生の徴兵免除が解かれ、12月10日に海軍に入隊しているので、感無量の展示でした。
父は無事終戦を迎え、復学できましたが、戦死した多くの方のことを思い涙・・・