1月16日(火)
飯田橋で『カラフルな魔女 角野栄子の物語が生まれる暮らし』完成披露試写会の上映前に角野栄子さんと宮川麻里奈監督の舞台挨拶がありました。少し前に試写を拝見して80代後半の角野さんの若々しさに驚いていたので、いそいそ参加しました。ほんとに89歳なんですか?というくらい可愛らしい元気な方でした。
35歳と子育て中の遅いデビューでしたが、毎日毎日書き続けたという創作力、創造力に脱帽です。書き直しもいとわない、書き直せば新しい発見がある、という言葉に「はは〜〜!」(ひれふす)。好きこそものの上手なれ、を体現している角野さんでした。
ほぼ書き起こしはこちらです。
感激がさめないうちに翌17日「魔法の文学館」(江戸川区角野栄子児童文学館)を訪ねました。角野さんが結婚されるまで住んでいたのが江戸川区小岩というご縁。葛西からバスで10分、なぎさ公園の中の小高い丘の上に建っています。
昨年の11月3日にオープンしたばかりです。試写を観てすぐネットから予約していました。すいているときは予約なしでも(Xでその日の空きが確認できます)入れますが、予約が確かです。入館料は大人700円。映像や手書きされたものの撮影は不可ですが、ほかの撮影はOKです。
角野さんのテーマカラーはいちご色。真っ白な外壁の建物は、なぎさ公園の芝や樹木の緑、青い空に映えます。中に入ると目のさめるようないちご色の(魔女の宅急便を模した)街、本棚もいちご色。本や小物がちゃんとなじんでいるのは、色を選びに選んだに違いありません。
子どもが好きな本を手に取って読むことのできる、小さな椅子やせまい隠れ家のような空間もあります。蔵書は1万冊。
ギャラリーでは、角野さんとお嬢さんの「りお」さんのコレクションを展示した「魔女まじょ展」。じっくり眺めてきました。
3階には江戸川が見えるカフェがあります。桜の木も大きな窓から見えました。咲いたらさぞ綺麗なはず。映画を観て、文学館に行って、本を読んで、絵を描いて…角野さんを見習って何からでも楽しみを見つけたいものです。(白)
2024年01月21日
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