2月29日、絵本作家はらだだけひでさんの「「子どもの十字軍」版画+聖ピロスマニ展」に行ってきました。
5時までなのに、たどり着いたのは、4時半過ぎ。暁さんが、一足先に着いていました。大急ぎで拝見させていただきました。
「子どもたちの十字軍」(ベルトルド・ブレヒト原作:ひだまり舎)は、ロシアがウクライナに侵攻する中、絵本作家として何かできることはないかとの思いでいたはらださんが、ふと手にしたブレヒトの「歴物語」の中の「子どもたちの十字軍」を絵にしたもの。
戦争の中で、平和を求めて歩く子どもたち。淡いトーンで描かれた絵から、逆に戦争の悲惨さや虚しさが伝わってきます。
聖ピロスマニ展
ジョージアの国民的画家ニコ・ピロスマニをはらださんが描いた絵の数々が、2022年の日本ジョージア国交樹立30周年を記念して、ジョージアの都市シグナギ、トビリシ、クタイシ、ズグディディ。クヴィシェヘティで巡回開催されました。
はらださんが、岩波ホール勤務時代の1978年秋にジョージア映画『ピロスマニ』(日本海映画配給)の公開を担当されて出会ったジョージアの孤高の画家ピロスマニを描いた作品群です。
その後も、ジョージア映画に魅せられたはらださん。
岩波ホール退職後に開かれた「ジョージア映画祭2022」は、岩波ホール7月閉館が発表された直後の開催でした。
この8月、またジョージア映画祭の開催を企画されているそうです。会場は、渋谷・ユーロスペース。楽しみに詳細の発表をお待ちしたいと思います。
さて、今回の絵画展のもう一つのコーナーは、「少女は七つの旅をした」(仮題・未発表)。(写真を撮り忘れました!)
ボブ・ディランの「激しい雨が降る」の一節「I met a young girl, she gave me a rainbow」に触発され、香港の周庭さんや、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんなどの若い女性たちを思いながら描いたものとのことです。
絵画展は、3月4日(月)まで。
はらださんは、連日、在廊されています。
「「子どもの十字軍」版画+聖ピロスマニ展」
会期:2024年2月27日(火)〜3月4日(月)
時間:11:00〜17:00
会場:アートハウス/煎茶器会館 2階ギャラリー
(東京都文京区本郷3-4-8 ハッピー本郷)
*御茶ノ水駅、本郷三丁目駅 どちらからも徒歩10分以内)
2024年03月01日
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